TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

ヤフオクで美術展割引券を間違えて高額で買わないように

美術展割引券と入場券はソックリ

先日、ヤフオクで美術展入場券の出品一覧を見ていました。するとペアで即決価格1900円という出品を発見。一般入場一人1600円の美術展です。

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これはお得だなぁと思い落札する寸前まで行きましたが、よく見るとそのペアというのは入場券ではなく、ただの割引券であることがわかりました。

危なかった~!100円割引券2枚を、1900円で買うところでした。

確かに品名の最後には割引券と書いてあるし、説明の最後にも割引券と書いてあります。でもね、すごくわかりづらいんですよ。即決価格がそれらしい数字で設定されているので、入場券だと思い込んでしまいます。

実際その出品者の過去の出品一覧を見てみると、入場券だと思って落札した人が何人もいて、多くの人が「分かりづらい」とか「騙された」みたいなコメントをしていました。これに対し、その出品者は「説明文にきちんと書いてある。日本語が分からない人に入札する権利はない」なんて反論していました。

まぁ、説明をよく読まずに落札する人が悪いという考え方もありますが、この出品者もそれを狙ってるフシがありますよねぇ。

だって、100円割引券2枚を1900円払って購入する人がいますか?この割引券は本屋などでタダでもらえる代物なんですよ。

ちょうど上野の本屋で「奇想の系譜」展の割引券が置いてあるのを見つけたので、もらってきました。

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この上の写真が、私がもらってきた割引券。

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そしてこれが無料観覧券。どうですか?券面のデザインはほぼ一緒です。

唯一違うのは、下の部分。割引券の方には「割引引換券(本券ではご入場できません)」と書いてあるのです。

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ところがオークションでは、この下の部分がハッキリと写っていない場合があります。なぜかというと、無料観覧券とか招待券には転売禁止と書かれていて、通し番号も記載されているため、番号を調べると持ち主がどこで手に入れたのか判明してしまうこともあるからなのです。

ヤフオクなどでチケットを落札する際は、画像だけでは無料観覧券なのか、ただの割引券なのかは区別できない場合もあるので、しっかりと説明文を読んでから買いましょう。

タダでもらえる割引券を、間違えて高額で買わないようにという注意のお話しでした。

そもそも割引券のデザインがもっと分かりやすければいいんですけどね。デザインは一緒でもいいので、真ん中にドーンと「割引券」と書くとか。。

 

※転売禁止とあるチケットの売買についての可否は、個々でご判断ください。

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上野の「奇想の系譜展」は混雑してるけど美味しいとこどり。

「奇想の系譜展」ニ日目の状況

東京・上野の東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展」に行ってきました。

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会期二日目の日曜日の12時半頃、入場待ちはありませんでしたが、ロッカーは全部埋まっていました。会場内は並みの混雑といった感じ。まだストレスなく鑑賞できます。

最初の部屋から伊藤若冲の展示が充実していて、若冲好きにはたまりません。特に、新しく発見されて今回初公開となる《鶏図押絵貼屏風》は必見。墨一色でも鮮やかです。

その後も曽我蕭白の《雪山童子図》、長澤芦雪の《白象黒牛図屏風》、狩野山雪の《梅花遊禽図襖絵》など、江戸時代の画家の傑作が集まっており、美味しいとこどりな展示内容でした。

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(展覧会チラシより)

また、岩佐又兵衛の《山中常盤物語絵巻》は長い絵巻物の展示なので、ここだけは混雑は避けられないでしょう。しかし並んで待ってでも、近くでじっくりと見るべきです。

細かい描写の屏風や襖絵も多く、単眼鏡を使用すると細部までよく見えるのでおススメです。

単眼鏡を使ってじっくり、休む暇無く見て回って、所要時間は2時間でした。

travelart.hatenablog.com

美術展グッズの品数は豊富

ミュージアムショップには、絵葉書やクリアファイルのほかに、蕭白の《雪山童子図》の鬼の図柄のTシャツやデニム巾着、若冲の《虎図》のジップポーチ、その他ハンカチ、箸置き、コースター、パスケースなど、多くの種類のグッズがありました。

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屏風のように折って飾れる絵葉書があって面白いなと思ったのですが、若冲の《鶏図押絵貼屏風》の図柄が無かったのが残念でした。あれば絶対買ったのになぁ。

あと、今回初めて気づいたのですが、ミュージアムショップのレジで電子マネーが使えるようになっていました。EdyとかQuicpay、iD、PASMOなど一通りありました。これなら、少額でも現金を出さずに支払えますね。便利になるなぁ。

「顔真卿」观赏≪祭姪文稿≫的等候时间约150分钟。

せっかく上野に行ったので、隣の東京国立博物館で開催中の「顔真卿」展も見ようと思って行ってみました。

ところが、こちらはものすごい混雑ぶりで、午後3時半の時点でメインの展示を見るまで150分待ち。

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午後5時閉館なのにどうするのこれ?さすがに無理だと思い、「顔真卿」展はあきらめて帰ってきました。

入り口付近には中国人、台湾人と思われる方々がたくさんいて、表示も中国語で「观赏≪祭姪文稿≫的等候时间约150分钟。」と書かれていました。150分待ちでもチケットを買って入っていく人はたくさんいました。さすが台湾の国宝。

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フェルメール展大阪会場も混雑必至かなぁ。

東京展は平日夜でも混んでました!

現在、上野で開催中のフェルメール展を見てきました。2度目です。なぜかというと、1月9日から作品が入れ替えられ、新しく《取り持ち女》という作品が展示されているからです。

Jan Vermeer van Delft 002

この作品はドイツのドレスデンの美術館に所蔵されているのですが、今回初来日しているのです。これを見たいがためにフェルメール展を再訪したのです。

平日の夜7時頃なら空いているかなと思って行ったのですが、考えが甘かったですね。入場まで30分待ちとなっていました。この時期に30分も外で待つのはイヤだったので、少し時間をずらし、7時半頃に行くと10分待ちまで短くなっていました。

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ロッカーに荷物を預けて7時40分頃に入場。閉館時間は8時半なので残り時間は50分。最初の作品からきっちり見ていると間に合わないので、とりあえずフェルメール作品の展示室へ直行し、目当ての《取り持ち女》をじっくりと鑑賞。

本では見たことがあったのですが、やはり実物は違いますね。鮮やかな色彩がよく分かります。そしてフェルメール作品にしては、サイズがとても大きい。迫力があります。

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それにしても、会場内は非常に混雑していました。厚手のコートを着たままの人が多く、満員電車と同じような状況になってました。。「割り込まれた」とか「押すなよ」なんて声も聞こえるほど。

東京会場では日時指定入場でもこんな感じですから、日時指定の無い大阪会場では大変な混雑になるような気がします。開館時間も毎日午後5時までと短いし、対策のしようが無いなぁ。

ミュージアムショップでは、一時売り切れとなっていた「牛乳を注ぐミッフィー」が大、小ともにたくさん入荷していました。
travelart.hatenablog.com

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