上野の「奇想の系譜展」は混雑してるけど美味しいとこどり。
「奇想の系譜展」ニ日目の状況
東京・上野の東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展」に行ってきました。
会期二日目の日曜日の12時半頃、入場待ちはありませんでしたが、ロッカーは全部埋まっていました。会場内は並みの混雑といった感じ。まだストレスなく鑑賞できます。
最初の部屋から伊藤若冲の展示が充実していて、若冲好きにはたまりません。特に、新しく発見されて今回初公開となる《鶏図押絵貼屏風》は必見。墨一色でも鮮やかです。
その後も曽我蕭白の《雪山童子図》、長澤芦雪の《白象黒牛図屏風》、狩野山雪の《梅花遊禽図襖絵》など、江戸時代の画家の傑作が集まっており、美味しいとこどりな展示内容でした。
(展覧会チラシより)
また、岩佐又兵衛の《山中常盤物語絵巻》は長い絵巻物の展示なので、ここだけは混雑は避けられないでしょう。しかし並んで待ってでも、近くでじっくりと見るべきです。
細かい描写の屏風や襖絵も多く、単眼鏡を使用すると細部までよく見えるのでおススメです。
単眼鏡を使ってじっくり、休む暇無く見て回って、所要時間は2時間でした。
美術展グッズの品数は豊富
ミュージアムショップには、絵葉書やクリアファイルのほかに、蕭白の《雪山童子図》の鬼の図柄のTシャツやデニム巾着、若冲の《虎図》のジップポーチ、その他ハンカチ、箸置き、コースター、パスケースなど、多くの種類のグッズがありました。
屏風のように折って飾れる絵葉書があって面白いなと思ったのですが、若冲の《鶏図押絵貼屏風》の図柄が無かったのが残念でした。あれば絶対買ったのになぁ。
あと、今回初めて気づいたのですが、ミュージアムショップのレジで電子マネーが使えるようになっていました。EdyとかQuicpay、iD、PASMOなど一通りありました。これなら、少額でも現金を出さずに支払えますね。便利になるなぁ。
「顔真卿」观赏≪祭姪文稿≫的等候时间约150分钟。
せっかく上野に行ったので、隣の東京国立博物館で開催中の「顔真卿」展も見ようと思って行ってみました。
ところが、こちらはものすごい混雑ぶりで、午後3時半の時点でメインの展示を見るまで150分待ち。
午後5時閉館なのにどうするのこれ?さすがに無理だと思い、「顔真卿」展はあきらめて帰ってきました。
入り口付近には中国人、台湾人と思われる方々がたくさんいて、表示も中国語で「观赏≪祭姪文稿≫的等候时间约150分钟。」と書かれていました。150分待ちでもチケットを買って入っていく人はたくさんいました。さすが台湾の国宝。
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