TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

紅葉も若冲も見られるオススメの京都「相国寺」

京都の紅葉の穴場スポット

伊藤若冲ファンなら欠かすことのできない相国寺。紅葉シーズンには秋の特別拝観を行っています。こちらは地下鉄今出川駅から歩いて10分ほどの同志社大学の隣にありますが、観光客も少なく境内は静かです。

秋季のみ公開される開山堂から見る紅葉はなかなかのものです。混雑していないのでゆっくり見られます。

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開山堂の他、法堂の天井に狩野光信によって描かれた鳴き龍、細かい経文の文字を連ねて絵を描いた法華観音図など見どころもたくさん。

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(≪鳴き龍≫の天井画 絵葉書より)

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(法華観音図 絵葉書より)

これら重要展示物を見学、参拝した後、御朱印をいただきました。通常の「無畏堂」の御朱印と若冲生誕300年記念の御朱印もあったので、二個いただきました。若冲の御朱印の方は書き置きです。

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伊藤若冲の作品が満載なのに混雑は無し!承天閣美術館

相国寺拝観後、隣接する若冲展開催中の承天閣美術館へ。ここでは、伊藤若冲の動植綵絵複製画30幅と釈迦三尊像、鹿苑寺大書院旧障壁画50面などが展示されていました。

こちらの動植綵絵は、複製画といっても単なるポスターみたいなのではなく、コロタイプ印刷といって、印刷する絹本を一から作り、超精細印刷で作られたものです。記録的な大混雑となった、上野の若冲展で展示されたオリジナルの動植綵絵に限りなく近い迫力を感じられました。

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動植綵絵は印刷ですが、釈迦三尊像、障壁画はオリジナルです。このオリジナルだけでも相当なものです。この展覧会では、動植綵絵30幅と釈迦三尊像3幅がズラッと並び、別室に鹿苑寺大書院旧障壁画50面が展示されていますので、じっくり見るには2時間は必要です。若冲の作品が満載の美術館ですが、特に混雑も無く、思う存分若冲を堪能できました。

ミュージアムショップは若冲の墨絵を中心とした品揃え。数万円という価格の豪華図録もありましたね。

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本邦初公開!若冲の「鸚鵡牡丹図」

平成28年12月15日から平成29年5月21日まで、伊藤若冲展の後期として「鸚鵡牡丹図」が本邦初公開されます。初公開というだけあって、ネット上でもこの「鸚鵡牡丹図」についての情報はほとんど出てきません。見てみたいですね~!

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臨済宗相国寺派

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