上野の「ゴッホ展」はまだ混雑していない。
上野の「ゴッホ展」は金曜日の夜がおすすめ
東京・上野の東京都美術館で2017年10月24日(火)から2018年1月8日(月)まで開催中の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を見てきました。
金曜日は午後8時まで開いているので、仕事終わりの午後6時に東京都美術館に到着。チケット売り場も入場口も混雑は無く、ロッカーも空いていたので荷物を置いてスイスイ入場。
会場内も空いていて、余裕をもって鑑賞できました。
今回の展覧会は、ゴッホと日本との繋がりにスポットを当てているので、ゴッホ作品満載という感じではありません。展示約180点のうち、ゴッホの作品は40点ほどで、その他はゴッホに影響を与えた葛飾北斎や歌川広重などの浮世絵版画など、日本関連の展示です。
ゴッホがいかに日本に憧れていたのかが分かる展示内容です。
平日もまだ空いているようですが、11月3日にゴッホの特集番組が放送されます。人気女優の吉岡里帆さんがナビゲーターを務め、ゴッホの足跡を辿ります。面白そうな番組ですが、放送後は混雑しそうです。混雑を避けるため放送前に行くか、番組を見ていろいろ理解した後にじっくり鑑賞するか。。
ちなみに放送直前の11月1日(水)、2日(木)も午後8時まで開いていますので、狙い目はここですかね。
11月3日には映画「ゴッホ最期の手紙」が公開だ!
待ちかねていた映画がついに公開です。
俳優の山田孝之さんやイッセー尾形さんが吹き替えを担当するのですが、そんな中個人的に大注目なのが、ポール・ゴーギャンの声を務める声優さん!
フクシさんですよ!あのフクシさんが!
泣く子も黙る、巨人軍の名選手も黙る、あの落合福嗣さんです!いつのまにか、意外といい声優さんになってるんだよなぁ。いやぁ人の才能って分からんもんだなぁ。
上野のゴッホ展では、この映画の油絵制作に日本人として唯一参加した、画家古賀陽子さんの作品も一つ展示されていました。
《恋人たちのいるラングロワの橋》というゴッホの幻の作品を、残された作品の断片やスケッチ、手紙などを手掛かりに古賀さんが復元したもの。こちらもすごい才能ですわぁ。
映画も楽しみですね。
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台湾でお腹を壊した原因とは?
台湾名物でも食べすぎに注意!
出張で台湾を訪れた際、夕食は毎回レストランで宴会でした。円卓を囲んで、台湾ビールで乾杯、乾杯。
日本人が行くと聞くと、現地の料理人の方たちは気を使ってくれて、お刺身を出してくれるんですよね。
まぁ美味しいんですが、やはり日本のお刺身が一番だな、と再確認する瞬間でもあります。
そんな中で、ほぼ毎回宴席で出てくるのが、台湾名産のカラスミ。大根やネギと一緒に食べるのですが、これがねっとりとしたチーズを食べているようでとても美味しい。
お酒のつまみにピッタリなのです。私もビールを飲みながら、円卓で回って来るカラスミをパクパクと、何枚も食べていました。
その他にも蟹や鶏、フカヒレ、シジミなどいろいろ食べ、楽しい時間を過ごしていました。そして宴会の終わり頃、何だかお腹の調子が良くない感じが漂ってきたのです。
それでもまだ大丈夫だったので、そのまま宴会は終了して、同僚と車に乗り泊まっているホテルへ向かいました。すると、車中でやっぱり奴はやってきました。あのお腹の嫌な感じ。
気を紛らわすため、スマホをいじってみたり、景色を眺めたり、のど飴を噛んでみたり、財布から最終兵器の「トメダインコーワフィルム」を取り出し舐めたりしながら、深呼吸、深呼吸。
最悪近くのコンビニに行こうと考えていました。台湾にはファミリーマートがたくさんあって、日本と同じようにイートイン席やトイレもあったりします。これ、私たちにとっては本当にありがたい。
なんとか最悪の事態は回避し、無事ホテルに到着。しかしエレベーターに乗って部屋まで戻る余裕は無さそうなので、ロビーのトイレに入りセーフ。ふぅ~。
原因はおそらく烏魚子
部屋に戻ってもまだスッキリせず、そのあと2回トイレへ。ようやく落ち着いてから、何が原因だったのかと、ネットで調べてみました。
すると原因は、ついつい食べ過ぎたカラスミであることがほぼ確定。
カラスミとは、ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させたもので、台北の食材問屋街やお土産店などあちこちで販売されている台湾の名産品です。レストランのメニューには「烏魚子」と書いてあります。
このカラスミは脂質が多く、しかもその脂質は人間が消化できないワックスエステルという物質で、食べすぎると激しい下痢を起こすらしいのです。
もっと早く調べておくんだった!
お腹の弱い人は、できるだけ食べない方がいいヤツです。お店では薄くスライスされて出てくるので、食べるにしても一切れにしておくか。いや私はもう食べることはないでしょう。
台湾の食事ではカラスミに要注意です。
この人間が消化できないワックスエステルについてもう一つ。この脂質を多く含んでいる魚でアブラソコムツという魚がいますが、日本では「異常脂質」という理由で食品衛生法により販売を禁止されています。またイタリアでも販売禁止となっています。
しかしこのアブラソコムツは大トロに食感が似ているので、海外ではwhite tunaとして和食店や寿司店で出されていることがあるのです。またbutterfishという名前でも売られているそうです。
この魚を食べると下痢になるどころか、消化されなかった脂がそのまま下から漏れ出すなんて話もあります。お、おそろし過ぎる!
私みたいなお腹弱い人間が食べたら絶対アカンやつです!
“white tuna”と“butterfish”にも要注意。覚えたぞ!
やっぱり海外では刺身や寿司は控えた方がいいのかなぁ、と思った一件でもありました。
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台北の國立故宮博物院を見学する際の注意事項
翠玉白菜の見学には注意が必要!
先日、出張で台湾を訪れたので、國立故宮博物院も見学してきました。
ロンドンの大英博物館やパリのルーブル美術館と並ぶ世界最大級の博物館なので、出張ついでにちょっと見るぐらいでは、全てを周ることなどできません。なので、今回はポイントを絞って見てきました。
故宮博物院といえば何といっても目玉は、ガイドブックの表紙にもなるほどの「翠玉白菜」!
ということで、ガイドさんに展示場所を聞いてみました。すると「現在展示替え中で、翠玉白菜は展示していない。」とのこと。ガイド向けの事前情報にそう書いてあったらしいです。
マジか、、、残念だけど仕方ない。この故宮博物院には他にも名品がたくさんあるので、それらを見て今回は良しとしよう。
特にここの象牙彫刻は大変素晴らしいので、これだけは絶対見ようと思い、近くにいた博物館の係員に展示場所を聞きました。
また「翠玉白菜は無いんですよね?」と一応聞いてみると、「同じ部屋にある。」という答えが。あれおかしいな、上手く質問が通じなかったかな?と思いながら、とりあえず言われた展示室へ。
そこにはやはり「翠玉白菜はこっち」みたいな表示があります。その表示に従って進んでいくと、翠玉白菜が大型ディスプレイに表示されていました。
「あ~このディスプレイ表示のことだったのか。」と思い、そのまま進むと、私の見たかった「象牙透彫雲龍文套球」が。
象牙を球形に何重にも透かし彫りした作品。どうやって彫るんだか分からないし、どれだけ時間がかかるのか、と思うほどの超絶技巧です。
他にもたくさんの展示品が並んでいたので、それらを眺めていたら、そいつは突然あったのです。
あれっなんで??「翠玉白菜」展示されてるじゃん!!
しかもこの展示の回りもそんなに混雑していない。そりゃそうです。ガイドさんから「今は無い」って聞いてたんですから。見逃してしまった人も多いと思います。
しかし、ガイドさんは悪くないんです。ガイドさんに送られてきた情報が間違っていただけなのです。
そんなこともあるので、翠玉白菜を見るためには、まず館内にいる係員に直接聞くことをおススメします。配布用のガイドマップに記載されている展示室とも違いました。私もたまたま聞いてみたら、辿り着けただけですから。
ところで、ここ故宮博物院ではフラッシュや三脚を使わなければ写真の撮影は可能です。
ここに載せた写真も私が撮ったものです。記念に写真を撮れるのはありがたいのですが、撮影が主な目的になってしまうと美術鑑賞の楽しみが半減してしまうなぁとも思いました。
実際、私は翠玉白菜をもうちょっとゆっくり見たかったのですが、「写真撮ったら早く移動して」と言われてしまいました。単眼鏡を使ってじっくり細部まで見るなんてことは無理そうです。まぁ自分も写真を撮っておいて勝手な感想ですが。。
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台湾への中国人観光客は減っている!?
独立志向の強い蔡英文政権に対する中国政府の圧力で、台湾を訪れる中国人観光客が激減しているとのニュースを聞きましたが、実際この故宮博物院でも中国人の団体ツアーはほとんどいませんでした。これほどの人気観光地にいないのですから、ニュースは本当なのでしょう。
でもその代わりに、現地台湾の高校生や小学生、幼稚園児までもがたくさん見学に来ていて、これはこれでいいのではないか、と思いましたね。
日本から故宮博物院に行くのも今がいい時期かもしれません。2017年11月2日からは「南北故宮 国宝薈萃」という展示で、翠玉白菜と並ぶ人気の「肉形石」も合わせて展示されます。
この肉形石は、これまで台湾南部の嘉義県にある故宮博物院の分館で展示されており、両方揃うのは久しぶり。両方一度に見るには今がチャンスですね。この肉形石も見たかったんだよなぁ。
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