台湾でお腹を壊した原因とは?
台湾名物でも食べすぎに注意!
出張で台湾を訪れた際、夕食は毎回レストランで宴会でした。円卓を囲んで、台湾ビールで乾杯、乾杯。
日本人が行くと聞くと、現地の料理人の方たちは気を使ってくれて、お刺身を出してくれるんですよね。
まぁ美味しいんですが、やはり日本のお刺身が一番だな、と再確認する瞬間でもあります。
そんな中で、ほぼ毎回宴席で出てくるのが、台湾名産のカラスミ。大根やネギと一緒に食べるのですが、これがねっとりとしたチーズを食べているようでとても美味しい。
お酒のつまみにピッタリなのです。私もビールを飲みながら、円卓で回って来るカラスミをパクパクと、何枚も食べていました。
その他にも蟹や鶏、フカヒレ、シジミなどいろいろ食べ、楽しい時間を過ごしていました。そして宴会の終わり頃、何だかお腹の調子が良くない感じが漂ってきたのです。
それでもまだ大丈夫だったので、そのまま宴会は終了して、同僚と車に乗り泊まっているホテルへ向かいました。すると、車中でやっぱり奴はやってきました。あのお腹の嫌な感じ。
気を紛らわすため、スマホをいじってみたり、景色を眺めたり、のど飴を噛んでみたり、財布から最終兵器の「トメダインコーワフィルム」を取り出し舐めたりしながら、深呼吸、深呼吸。
最悪近くのコンビニに行こうと考えていました。台湾にはファミリーマートがたくさんあって、日本と同じようにイートイン席やトイレもあったりします。これ、私たちにとっては本当にありがたい。
なんとか最悪の事態は回避し、無事ホテルに到着。しかしエレベーターに乗って部屋まで戻る余裕は無さそうなので、ロビーのトイレに入りセーフ。ふぅ~。
原因はおそらく烏魚子
部屋に戻ってもまだスッキリせず、そのあと2回トイレへ。ようやく落ち着いてから、何が原因だったのかと、ネットで調べてみました。
すると原因は、ついつい食べ過ぎたカラスミであることがほぼ確定。
カラスミとは、ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させたもので、台北の食材問屋街やお土産店などあちこちで販売されている台湾の名産品です。レストランのメニューには「烏魚子」と書いてあります。
このカラスミは脂質が多く、しかもその脂質は人間が消化できないワックスエステルという物質で、食べすぎると激しい下痢を起こすらしいのです。
もっと早く調べておくんだった!
お腹の弱い人は、できるだけ食べない方がいいヤツです。お店では薄くスライスされて出てくるので、食べるにしても一切れにしておくか。いや私はもう食べることはないでしょう。
台湾の食事ではカラスミに要注意です。
この人間が消化できないワックスエステルについてもう一つ。この脂質を多く含んでいる魚でアブラソコムツという魚がいますが、日本では「異常脂質」という理由で食品衛生法により販売を禁止されています。またイタリアでも販売禁止となっています。
しかしこのアブラソコムツは大トロに食感が似ているので、海外ではwhite tunaとして和食店や寿司店で出されていることがあるのです。またbutterfishという名前でも売られているそうです。
この魚を食べると下痢になるどころか、消化されなかった脂がそのまま下から漏れ出すなんて話もあります。お、おそろし過ぎる!
私みたいなお腹弱い人間が食べたら絶対アカンやつです!
“white tuna”と“butterfish”にも要注意。覚えたぞ!
やっぱり海外では刺身や寿司は控えた方がいいのかなぁ、と思った一件でもありました。
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