TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

冬のヨーロッパの街歩きにおすすめしたい服装一覧(2019年版)

年末年始の連休で旅行、いいですよね。私も以前年末にベルギーに行ってきました。 ヨーロッパの冬は東京よりもはるかに寒いので、どんな服装で行けばよいのか、、事前にいろいろと調べました。ネット検索をしていろいろ集めた情報と、実際行ってみて自分の目で確かめたものをまとめておきます。

実際のフランスとベルギーの写真をチェック

パリのクリスマスマーケットの様子です。

露店を歩いて見て回るので、暖かい服装は必須です。 街行く人々は帽子率高いですね。また上半身は何枚も重ね着をしているようで、結構モコモコしています。 現地の人からも、タマネギのように重ね着して温かい場所では脱いで調節できるようにしておくものだ、とのアドバイスをもらいました。 

f:id:travelart:20191123163732j:plain

 

次は、朝8時ごろのパリ北駅です。

男性も女性もブーツやトレッキングシューズを履いている人がほとんどです。市内の地下鉄の車内は暖かくないので上着を脱ぐことはないですが、長距離電車に乗る場合は温度調節できるようにしておいたほうがいいです。 上半身は、帽子、マフラー、ダウンジャケットの下にニットみたいなスタイルが多かったです。 

f:id:travelart:20191123163804j:plain


 

ベルギーのブリュッセルの駅です。

ここでも基本的に皆さん重ね着をして、温度調節できるようにしているみたいです。駅中のカフェも特に暖房が効いてはいなかったので、長時間時間をつぶすにはきついかなという感じでした。 

f:id:travelart:20191123163840j:plain


 

次はベルギーのゲントです。

スノーブーツを履いている子供も多く見かけましたね。街を歩いている人は男性も女性も9割がパンツスタイルです。まれに仕事中の女性でスカートの人もいましたが、みんな暖かそうなタイツ着用でした。日本の女子高生のような生足を出した人はゼロです。スカートの人も足元はロングブーツでした。

f:id:travelart:20191123163908j:plain


 

最後はベルギーのブルージュです。

この街は比較的暖かく、昼間の街歩きでは帽子無し、手袋無しでも大丈夫でした。 外のベンチに座って、ベルギー名物フライドポテト「フリッテン」を食べる人もたくさんいました。 

f:id:travelart:20191123163930j:plain


 

今回の旅行では、パリ、ブリュッセル、ゲント、ブルージュを回りましたが、寒さの度合いはブリュッセル>ゲント>パリ>ブルージュといった感じでした。

次回は北欧なども攻めたいと思いますので、今回の服装リサーチをまとめておきたいと思います。

スポンサーリンク

 

頭の防寒

1.暖かい帽子を被る
頭が冷えるので、帽子は必須。似合うかどうかではなく、頭が無事なら良いのです。以前、モスクワで2月の雪の降る日に帽子無しで街を歩いていたところ、見知らぬおばさんにロシア語で「あなた帽子をかぶりなさい」的なことを言われたことがあります。他人に注意するぐらい必要なのです。

 

2.コートやジャケットのフードを被る

髪型が崩れるのを気にする人は、フードをかぶるのが良いです。寒さも防げますし、ヨーロッパでは少しぐらいの雨や雪なら傘をささない人が多く、このスタイルで凌ぎます。サッとかぶって、サッと脱ぐ。スタイリッシュに。

 

耳の防寒

3.耳までカバーできる帽子を被る
耳も相当冷えます。どうせ帽子を被るなら、耳まで暖めてしまえば良いのです。見た目はちょっと可愛い感じになります。

 

4.イヤーマフを装着
後頭部から耳をカバーするタイプ。髪型が崩れません。ただし、物によっては大きさが合わず頭を締め付ける感じになるものもありますので、要試着です。私が試着した感じでは、マーモットのイヤーマフは締め付けが弱く、大きめの頭にもストレス無く装着できるような気がします。カラーバリエーションも豊富です。

 

顔から首の防寒

5.マフラーを鼻の上ぐらいまで被せる
幅広の長めのマフラーが良いです。安いマフラーでも何でもいいから、首にグルグル巻いて、顔も半分ぐらい覆って、寒さを凌ぎましょう。

 

6.ネックウォーマーを鼻の上ぐらいまで伸ばす(スノボスタイル)
ネックウォーマーも着脱時に髪型が崩れるのが気になるところですが、ジップやベルクロ、ボタンで開閉できるものもあるので、これなら首に巻きつけるかたちなのでOKです。

 

いろいろ悩みながらお店を見て回っていたら、結局私はこんなものを見つけて買ってしまいました。 上記1から6までをひとつでカバーできる優れもの。

“Hot Kamuri”

その名もホッカムリ。装着すすれば忍者のようになります。

 

首の部分がジップになっていて首に巻きつけるように装着するので、頭からかぶるタイプのネックウォーマーと違って、髪形が崩れにくいです。 フードをかぶって、ジップを上まで閉めれば鼻まで隠れるので、とても暖かいのです。暑くなったら、フードを脱いでネックウォーマーとしても使えます。ジップが上下2個ついているので、首部分の調節がしやすいです。

さらに、ジップをはずして全開にすればちょうど膝かけサイズになるので、電車の中やカフェなどでも役立ちました。

f:id:travelart:20150906002749j:plain

旅行中はあまり多くの荷物を持ち歩きたくないので、このように一つで何役もこなすアイテムはありがたいですね。

私はこれで年末のベルギー旅行を楽しめました。

スポンサーリンク

 

上半身の防寒 

7.保温、発熱インナーを着る
いろいろなメーカーから出ています。このインナーを重ね着する人もいるようです。ただし、レストランなどの店内は結構暖かいので、重ね着し過ぎも禁物です。ワークマンではポリウレタンフィルムの保温・防風インナーを売っていました。バイク乗りには良さそうですね。でも街中の観光でここまではいらないかな。

 

8.防寒ニット、防風フリース等を着る
厚手の見るからに暖かそうなニットや山登り用の防風フリースなど。前開きタイプで脱ぎ着しやすいものを選んだ方が良さそうです。ユニクロに防風フリースがあったので試着したところ、確かに暖かかったです。というか、ちょっと暑かったです。店内なので防風の具合までは確認できませんでしたが。

 

私が選んだのは、モンベルのクリマエアジャケット。私のは防風ではないのですが、さすが山登りブランド。軽量で暖かく、動きやすい。 長時間飛行機の中にいるときもこれを着ていました。ポケットにジップがついているので便利。パスポートと財布だけはポケットに入れてジップをしっかり閉めて肌身離さず持っていました。

 

今は、かわいいフリースがたくさんありますね。

 

9.インナーダウンを着る
最近目にするようになった薄手のダウン。ユニクロで人気のあれです。パッカブルなのでバッグに入れておき、寒くてどうしようもないときに着るといった使い方が良さそうです。この上にコートなどを着ればかなり暖かいです。 もっと手軽なインナーベストもあります。ユニクロの製品が有名ですが、結構いろいろなアウトドアメーカーからも出ているみたいです。

 

10.暖かい長めの上着を着る
できるだけお尻のほうも冷やしたくない女性には、ロングダウン、ロングコートがオススメです。格好ではなく機能性重視です。とはいえ、移動の飛行機やバスの中では、かさばって邪魔になってしまいます。

 

そんな悩みを解決してくれるのが、小さくたためるトラベルダウンコート。不要なときはカバンの中にスッポリです。 最強ダウンというわけではないので、この下にも重ね着が必要ですが、腰周りを冷やさないのは重要なことです。

 

11.手袋を忘れずに
日本でもそうですが、ポケットに手を入れて歩いていると危ないので、手袋着用がおススメです。スマホなどのタッチパネルが反応する手袋もあります。

写真を撮るときに、その都度手袋をはずすのも面倒くさいな~と思っていたところ、ヨドバシカメラで親指と人差し指だけ出すことのできる手袋がありました。これいいです。必要最小限の肌の露出で撮影ができます。でもこれぐらいなら、安い手袋買ってきて、自分で指の部分だけ切れば代用できるかなとも思いますが。。

 

下半身の防寒

12.保温・発熱インナーを着る
防寒対策としてはまずは足元から。足が温かければ気分的に全然違うのです。私は寒さにめっぽう弱いので、世の中で一番暖かそうなインナーを探して買いました。

私はモンベルのメリノウールを買いましたが、これも良さそうです。

 

13.暖かいパンツスタイル
女性もパンツスタイルが良いようです。生地は厚めのコーデュロイなどがおススメです。デニムは冷えやすいです。ユニクロやエドウィンで、表地と裏地の間に特殊フィルムの入った防風パンツという商品を出しています。フィルムが経年劣化するため、3年程度が効果持続期間とのことですが、寒風吹きすさぶ街を歩くには最適でしょう。

私も1枚エドウィンのWILDFIREというデニムを持っていますが、裏地が起毛になっているので肌触りも暖かいのです。またストレッチが効いているので動きやすいです。

 

14.保温・発熱靴下をはく
これもいろいろなメーカーで販売しています。発熱繊維やカプサイシン入り繊維など。バイク乗りや山登り愛好家にも人気の高いワークマンでは4足セット低価格でカプサイシン加工の靴下を売っています。寒冷地で作業をする人たちが認める商品がいいのかなとも思いますね。私はワークマンの靴下で旅行を乗り切りました。暖かくて良かったのですがこのワークマンの靴下、その後すぐに穴が開いてしまいました。。

 

こちらはミズノのブレスサーモ靴下。しっかりしてそうで評価が高いです。

 

15.靴下用カイロ
私は冬場、都内の通勤にも使っています。足の先に貼れば、極寒の旅先でもかなりいけるはず。持続可能時間を過ぎても足先の冷たさは少しやわらげてくれます。何種類か試しましたが、なかにはあまり温かくないものや、カイロがゴツゴツして足裏の感触が良くないものもありました。私には「貼るカイロ快温くん」が一番快適で、冬の通勤で必需品となっています。白タイプと黒タイプがあるので、靴下の色味に合わせて選べます。

 

16.暖かい靴

これが最も重要です。私も最後まで靴には悩みました。 東京で履いているような底の薄いスニーカーや革靴では無理です。ヨーロッパの街では石畳からしんしんと足に冷えが伝わり、足先を氷のように冷たくしてしまうのです。 また石畳なので歩きづらく、冬でも雨の多いベルギーなどでは、防水機能があり、滑りづらい靴が望ましいのです。

日本でもよく見るムートンブーツは現地でも人気のようで、女性は結構履いている人を見ましたが、男性はあまり見ませんでした。EMUには防水タイプがあり、UGGにも撥水タイプがあるので、雪道を歩くには良さそうですね。デザインはUGGの方が面白いかな。

アグ オーストラリア公式サイト

私の場合は、いろいろ探しているうちにトレッキングシューズにたどりつきました。 ベルギーの街中でも、トレッキングシューズやティンバーブーツのような靴を履いている人が多かったです。実際私もトレッキングシューズで行きましたが、滑らず、雨も染み込まず、足先の保温もでき、歩きやすくて大正解でした。念のため、靴下用カイロも持って行きましたが、一度も出番はありませんでした。

 

しっかり試着して足に合ったトレッキングシューズを買うことが重要です。

 

、、と、まとめるとこんな感じになりました。 総合的に見てみると、冬山トレッキングに近い服装を考えると良さそうですね。

スポンサーリンク