TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

上野の「縄文展」はこれから混雑するぞ!

金曜日の夜間でも結構な人数でした

東京・上野の東京国立博物館で2018年7月3日から9月2日まで開催中の「縄文―1万年の美の鼓動」を見てきました。

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金曜と土曜は午後9時まで開いているので、金曜の仕事終わりにトーハクへ。午後7時前でチケット売り場、会場入り口に混雑は無し。

それでも会場内は、そこそこ人が入っていました。会期最初の金曜日の夜でこの感じだと、土日や学生が夏休みに入るとかなり混雑しそうな気がします。また7月31日からは、国宝の「土偶 縄文のビーナス」と「土偶 仮面の女神」が追加展示されますので、さらに人は増えそうです。

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会場内は導線が広く、とても見やすいレイアウトなので、混雑しても順番を待てば大丈夫でしょう。そして展示方法がカッコいいです。展示室の造りとか光の当て方とか、お金がかかってそうな展示です。

音声ガイドの担当は歴史好きな女優杏さん。聞きやすいトーンの声で、TBSの番組「世界遺産」を見ているような気分になります。解説ボードには書いていない詳しいお話も聞けるので、この音声ガイドもおススメです。

by カエレバ

縄文展のグッズはかなり攻めた内容

縄文展のグッズは、マニアックなアイテムが多いです。発掘に使うため?の土偶柄滑り止めの軍手、遮光器土偶型イヤホンコードキーパー、土偶型クッキー焼型、遮光器土偶型南部鉄器、火焔型土器紙コップスリーブ、箸置きなどなど。

紙コップスリーブを買おうと思ったら、3,000円だなんて目を疑う値段だったので断念。結局買ったのは絵葉書のみでした。

 

今回の「縄文―1万年の美の鼓動」は、国宝や重要文化財が多くて見どころたくさん。じっくり見ていたら2時間では足らないぐらいでした。時間には余裕を持って行きましょう。

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上野の「ミケランジェロと理想の身体」はミケランジェロ展ではない。

混雑は無く、展示品も素晴らしい!けど、、

東京・上野の国立西洋美術館で2018年6月19日から9月24日まで開催中の「ミケランジェロと理想の身体」展を見てきました。

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金曜と土曜の夜は午後9時まで開いています。他の美術館よりも1時間長いですね。仕事終わりに行っても、時間に余裕があります。

私が入場したのは午後6時40分頃。チケット売り場も入場口にも混雑はありませんでした。

今回の展覧会は、彫刻作品が主に展示されています。ミケランジェロがメインというよりは、古代ギリシャ、ローマからルネッサンスに至るまでの身体の表現にスポットを当てています。なので、“ミケランジェロ”をあまり期待し過ぎると、肩透かしを食らう感じになるかと。

しかし、展示品は紀元前のものから16世紀ごろのものまで、とても見ごたえがありました。また、以前ポンペイ展で展示されていた大型の壁画も、三点展示されていました。

一部写真撮影の可能な作品があります。それは、《ラオコーン》という題名の彫刻。バチカン美術館にある彫刻の模刻です。

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上の写真は今回の展示作品。

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この写真は、私がバチカンで見た《ラオコーン》の写真。似てるけどちょっと違いますね。細かい部分も、バチカンの《ラオコーン》の方がリアルです。

古代ギリシャ、ローマが好きで、彫刻が好きなら絶対に楽しめる展覧会です。

ただ一点展示方法に疑問が。展示の解説ボードが、作品から離れた壁に貼られているのです。いったん作品から離れて解説を読んで、また作品の前に戻るという動きが必要になります。これ、混雑してきたら大変なことになりそうです。

by カエレバ

ミュージアムショップのグッズはミケニャンジェロ推し

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グッズは、クリアファイル、絵葉書、スマホケースなど基本的なもの以外に、マスコットキャラクターのミケニャンジェロのタオル、手ぬぐい、マグネットなどカワイイものから、チョコやキャンディ、ミケランジェロワインなどもありました。

また“理想の身体”を追い求める加圧Tシャツ(4,500円)などは、なかなか面白いアイデアだなぁと、、。

ショップのお買い物までで、所要時間は1時間半でした。あの解説ボードなんとかならないかなぁ。

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東京・六本木の「ルーヴル美術館展」を混雑する前に見た方がいい理由

小さい展示品が多い

東京・六本木の国立新美術館で、2018年5月30日から9月3日まで開催中の「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか」を見てきました。

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会期最初の金曜日の夜、午後6時ごろに入場しました。チケット売り場も会場入り口も混雑は無し。

会場内も、各作品に2~3名が見ているという状況で、どの展示物もゆっくりと近くで見ることができました。肖像画がメインの展覧会かと思っていたら、大理石やブロンズ彫刻とかも多くて、内容の幅が広く面白かったです。

Royal portrait - Hamurabi - King of Babylon -1900 before JC -

展示品の中には、15㎝ぐらいの像や、肖像の彫られた指輪、カメオなど、非常に小さな展示品もあります。これらはガラスケースに入っていて、近くまで行きじっくり見ないといけませんが、混雑時には難しくなるかもしれません。

カメオや指輪などは、小さく区切られた暗い場所で展示されています。暗いので鑑賞者の動きも鈍くなり、人の流れが悪くなりそうでした。なので、混雑する前に行かないと、展示品が全く見えないなんてことも起こり得ます。

また、ここでは単眼鏡が役立ちました。美術鑑賞用の単眼鏡は倍率は低いですが、焦点距離が20㎝と近く、暗い所でも対象物を明るく見ることできます。

by カエレバ

ガラスケースの中の指輪の細かい彫刻を見るには必須です!持っている人も結構いましたよ。

 

今回の肖像芸術というテーマは、面白い切り口だなぁと思いました。注目はナポレオンの肖像。これは必見です。いろいろなナポレオンを見ることができます。あれっナポレオンてこんな顔だっけ?

そんなことを考えながら、じっくり見て回って所要時間は1時間40分ほどでした。

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ルーヴル美術館展独自のグッズは少なめ!?

ミュージアムショップにはたくさんのグッズがありました。しかし、今回のルーヴル美術館展の特別商品は、絵葉書やクリアファイル、マグネット、バッジといった一般的なものと“マリアージュ フレール”の紅茶やお菓子ぐらいでした。

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ショップの半分以上はパリのルーヴル美術館のグッズという感じ。こちらはTシャツや青いカバのぬいぐるみ、ポーチ、文房具などなど、まぁこれはこれで面白いグッズがいっぱいありましたけど。

国立新美術館のミュージアムショップは、ショップの利用だけも可能なので、気になる人はグッズを見に行くだけもできますよ。