東京・六本木の「ルーヴル美術館展」を混雑する前に見た方がいい理由
小さい展示品が多い
東京・六本木の国立新美術館で、2018年5月30日から9月3日まで開催中の「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか」を見てきました。
会期最初の金曜日の夜、午後6時ごろに入場しました。チケット売り場も会場入り口も混雑は無し。
会場内も、各作品に2~3名が見ているという状況で、どの展示物もゆっくりと近くで見ることができました。肖像画がメインの展覧会かと思っていたら、大理石やブロンズ彫刻とかも多くて、内容の幅が広く面白かったです。
展示品の中には、15㎝ぐらいの像や、肖像の彫られた指輪、カメオなど、非常に小さな展示品もあります。これらはガラスケースに入っていて、近くまで行きじっくり見ないといけませんが、混雑時には難しくなるかもしれません。
カメオや指輪などは、小さく区切られた暗い場所で展示されています。暗いので鑑賞者の動きも鈍くなり、人の流れが悪くなりそうでした。なので、混雑する前に行かないと、展示品が全く見えないなんてことも起こり得ます。
また、ここでは単眼鏡が役立ちました。美術鑑賞用の単眼鏡は倍率は低いですが、焦点距離が20㎝と近く、暗い所でも対象物を明るく見ることできます。
ビクセン
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ガラスケースの中の指輪の細かい彫刻を見るには必須です!持っている人も結構いましたよ。
今回の肖像芸術というテーマは、面白い切り口だなぁと思いました。注目はナポレオンの肖像。これは必見です。いろいろなナポレオンを見ることができます。あれっナポレオンてこんな顔だっけ?
そんなことを考えながら、じっくり見て回って所要時間は1時間40分ほどでした。
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ルーヴル美術館展独自のグッズは少なめ!?
ミュージアムショップにはたくさんのグッズがありました。しかし、今回のルーヴル美術館展の特別商品は、絵葉書やクリアファイル、マグネット、バッジといった一般的なものと“マリアージュ フレール”の紅茶やお菓子ぐらいでした。
ショップの半分以上はパリのルーヴル美術館のグッズという感じ。こちらはTシャツや青いカバのぬいぐるみ、ポーチ、文房具などなど、まぁこれはこれで面白いグッズがいっぱいありましたけど。
国立新美術館のミュージアムショップは、ショップの利用だけも可能なので、気になる人はグッズを見に行くだけもできますよ。
上野の「人体展」はなぜ混雑しているのか?
金曜日の夜はほどほどの混雑。
東京・上野の国立科学博物館で開催中の「人体展」を見てきました。
週末は入場整理券が配られるほどの人気で、平日でも混雑しているらしいですが、金曜日の夜、午後6時ごろに行ったら入場までの待ち時間はありませんでした。金曜と土曜は午後8時まで開いています。
会場内は人が多かったですが、人や動物の臓器標本や模型など、多くの展示物もしっかりと見ることができ、ストレスはありませんでした。来場者はなぜか若い女性が多かったです。結構専門的な会話をしていたので、医療系の学生さんですかね。
普通では見ることのできない人や動物の臓器は、とても興味深く面白かったです。しかし、そんなに大混雑するほどかいな?という印象も持ちました。動物の標本も多く、人体展というより生物展という感じもして。
会場内は、体内をクネクネ進むような造りになっていて人の流れが悪いです。これにより混雑が生じるのでしょう。また写真撮影可能なエリアがあって、そこではSNS映えする写真が撮れます。その写真がSNSで拡散され、これで来場者が増えているのかもしれません。
総合的に面白い展覧会ではあるのですが、展示方法が違っていればもう少し混雑は緩和されたのでは、、と思いました。
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人体展のグッズは種類豊富でカワイイ。
内臓のぬいぐるみというアイデアにやられました。
“脳みそ”ちゃん、“目玉”ちゃん、“筋肉”ちゃん、“肺”ちゃん、“心臓”ちゃん、“胃”ちゃん、“肝臓”ちゃん、“腸”ちゃん、そして“ウンチ”ちゃん。それぞれかわいくデザインされています。
そんな中で特に可愛かった心臓ちゃんと腸ちゃん(各1,512円)、そして手ぬぐい(1,404円)と缶バッジ(378円)を買いました。子供へのお土産にちょうどいいですね。
家に帰って家族に“腸”を見せたら、ライオンだと思ってました(笑)。他にもTシャツやiphoneケース、骸骨のペーパークラフト、カナヘイグッズなど種類は豊富にありました。
展示を見るのに約1時間40分、ミュージアムショップでの買い物に20分、所要時間は2時間でした。
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世界のポスターデザインを楽しめる「没後20年 旅する黒澤明」展
映画ポスターをアート作品として楽しめる
東京・京橋の国立映画アーカイブで、2018年4月17日から9月23日までの間開催中の「没後20年 旅する黒澤明」を見てきました。
黒澤映画が世界各国で公開された当時のポスターが展示されています。同じタイトルの映画でも国によって様々なデザインが施されていて、アートとして楽しめました。
ポスターは全部で84枚。リアルな描写から漫画チックなものまで。部屋に飾りたいと思うものがいくつもありました。
各国のポスターを一通り見た感想は「三船敏郎が絵になる!!」ということですねぇ。顔写真はカッコいいし、デザイン化されてもカッコいい。
DVDを借りて、もう一度黒澤映画を見たくなりました。映画をじっくり観てからもう一度、黒澤明展を見に行くと、各国のデザインの理由をより深く理解できるかもしれません。
この国立映画アーカイブでは、このポスター展示以外にも常設展として、昔の撮影機や映写機、俳優名鑑など日本映画の歴史資料が展示されています。私は映画の専門家ではないので、詳しいことは分かりませんが、眺めているだけでも面白い展示でした。
なんといっても、入場料が250円というのが嬉しいところ。何度でも行けちゃいますね。しかも、毎年5月18日は「国際博物館の日」、11月3日は「文化の日」ということで、これらの日は無料で展示を見ることができるのです。
もう一回行こう!
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