上野の「プラド美術館展」混雑はほどほど、展示に問題あり!?
プラド美術館展の展示方法に問題あり
東京・上野の国立西洋美術館で2018年2月24日から5月27日まで開催中の「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」に行ってきました。
会期初日、土曜日の午後3時に上野に到着。上野公園はいつも大賑わいですが、こちらの美術館に大きな混雑は無し。
会場内は空いてはいませんが、行列というほどでもなし。作品を鑑賞するのにストレスは感じませんでした。
ところが、ここでひとつ大きな問題が。
展示作品は大型で迫力があり、素晴らしいものばかりで、絵を見ることに関しては問題ないのですが、傍らに掲示してある作品の解説文の文字が異常に小さいのです。
薄暗い館内で作品には照明が当たっていますが、解説文に照明は無し。小さい文字を暗い場所で、しかも離れて読むという、かなりハードなコンディション。
日本語の下に英語、中国語、ハングルとせっかく4か国語で書いてあるのに、中国語とハングルなんてさらに文字が小さく、一番近いところで体を乗り出してやっと読めるかどうか。
視力1.2の私でも一番近くから目を凝らさないと見えないほどでした。高齢の方々はおそらく読めないでしょう。解説を読むために双眼鏡が必要かもしれません。
文字を大きくして掲示するスペースが無いわけでもないのに、なぜあんなに文字が小さいのか。文字を読まずに済む音声ガイドを利用させたいのか、、。これから会場が混雑するようになったら、解説文はほとんど読んでもらえないのでは、と思いました。
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プラド美術館展のグッズは種類豊富
目を凝らしながら鑑賞して、所要時間は約1時間半。いつも通りショップではクリアファイルとマグネット、絵葉書を購入。展示作品をモチーフにしたトートバッグ(5200円)やポーチ(3600円)の種類が豊富でした。またシェリー酒やチョコ、スペイン伝統の焼き菓子、生ハムなどもあり、スペイン好きな人は迷ってしまいますね。
そんな中私は、スペイン・ガリシアの伝統菓子「タルタ・デ・サンティアゴ」(540円)を買ってみました。
スペイン王室御用達グルメストア「パステレリア マヨルカ」の焼き菓子です。世田谷と横浜にもお店があり、そこでも買えるようです。
しっとりとしていて、ほんのりレモンとシナモンの香りも加わり、ひとつペロッと食べちゃいました。
「プラド美術館展」は展示作品もグッズも魅力的なのに、解説文の文字サイズだけが残念だったなぁ、という感想を持ちました。
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上野の「仁和寺展」千手観音菩薩坐像と観音堂を拝むチャンス!
土曜日の夕方でも結構な混雑。
東京・上野の東京国立博物館で開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」を見てきました。2月14日から、皆さんお待ちかねの《千手観音菩薩坐像》が展示されているので、混雑は覚悟するしかありません。
公式サイトのツイッターの混雑状況をチェックしていたら、土曜日の午後1時の段階で入場規制が解除となり「よし行こう!」となりました。
午後3時に会場に着くと、チケット売り場、入場口ともに混雑はなくスイスイと入れました。結構空いてるかな?と思ったのですが、まったく考えが甘かったです。もう最初の展示室から人がいっぱい。
空海の直筆の書とか曼荼羅図とか結構細かくて、近くまで寄って見ないといけないので人が密集していました。また長い巻物に沿って行列ができていたり、結構な混雑です。
今回もやはり単眼鏡が役に立ちました。最前列に行かなくても絵の細かい部分までよく見えますからね。「こんな所も仏様の顔で埋め尽くされている!」という発見もできました。
展示室には、普段一般には非公開の仁和寺・観音堂が再現されており、この場所だけなんと写真撮影もできてしまうのです。一般の我々にも公開していただき、さらに写真も撮らせていただけるなんて、ありがたいことです。
私のお気に入りは、鳥の頭を持つ迦楼羅王。なんだかカッコいい。
33体の像がズラッと並んでいて壮観でしたが、どうしても写真撮影に気を取られてしまった感があり、もう少しじっくりと見ておけば良かったかなとも思います。
千手観音菩薩坐像はこの後の展示室。こちらは撮影できませんが、360度ぐるっと見られるようになっています。本当に腕が1000本あります。実際は1041本。それぞれの掌に目が描かれているそうです。細い目なのでなかなか見つけづらいですが、探してみるのも面白いですよ。
(絵葉書より部分拡大)
大阪の葛井寺で、月に一度18日に拝むことができますが、像の後ろ側を見られるのは今回だけ。後頭部にも仏様の顔があって見逃せませんよ。混雑をかいくぐってでも見るべきです。
単眼鏡でじっくり見たり、写真撮影したりしながら鑑賞して所要時間は約2時間。ミュージアムショップで、千手観音の脇手の形をした“千手アームクッション”を買おうと思ってたのに売り切れでした!なんだよ~千手観音菩薩坐像の展示に合わせて発注しといてくれよ~。
今回はクリアファイルとマグネット、千手観音菩薩坐像の絵葉書5枚セットを買いました。空海の書から「空」の文字をプリントしたTシャツ(2800円)や千手観音菩薩坐像の手をデザインしたTシャツなどもありました。また買いそうでした。。
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六本木の「至上の印象派展」夜間は混雑していませんでした。
金曜日の午後6時からがおススメ
東京・六本木の国立新美術館で2018年2月14日(水)から 5月7日(月)まで開催中の「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を見てきました。
印象派の人気はメチャクチャ高く、混雑必至と思われたので、少しでも混雑を避けるため金曜日の夜間延長の時間帯に行ってきました。金曜日と土曜日は午後8時まで開館しているのです。上の写真、午後6時の時点でチケット売り場に人は無し。ほとんどの人は前売り券を持っているようでした。
会場入り口また会場内にも全く混雑は無く、ゆっくりと見て回ることができました。結構間隔を広くとって作品が展示されているので、この先混雑してきても絵の目の前でギュウギュウになることはなさそうに思いましたね。
メインの《可愛いイレーヌ》も間近でじっくりと見られました。
2月28日まで、来場者全員に上の特製ポストカードがプレゼントされます。
全体の展示作品数は64点と多くはありませんが、ルノワールからゴッホ、ピカソまで様々なタイプの作品を一堂に見ることができたので、お腹いっぱいな感じになります。
最後の展示室には、モネの《睡蓮の池、緑の反映》が一枚だけドーンと展示されており、写真撮影が可能になっています。
白い壁と白い天井に囲まれており、パリのオランジュリー美術館にある睡蓮の部屋のようでした。皆さん絵の写真撮影をしているので、近くまで見に行きづらい感じではありましたが。。
じっくり会場内を2周して、所要時間は約1時間半でした。ミュージアムショップのグッズは種類豊富。ロートレックが描いた絵のTシャツ(3200円)がカッコよかったんですが、もうTシャツ買い過ぎの状態なので、今回はガマン。
印象派の花柄タイツ(3800円)とかビュールレ氏の似顔絵入りモンベルのサーモマグ(2000円)とかあったけど、、売れるのだろうか。。
美術展鑑賞後はポール・ボキューズで食事をしたい(願望)
国立新美術館には、フランス料理の巨匠ポール・ボキューズのお店が入っています。高級フレンチではなく、カジュアルな感じのお店です。
至上の印象派展会期中は「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション 特別コース」が提供されていいて、展示作品にちなんだお料理を食べられるんです。六本木ってオシャレなことやりますね。
しかも国立新美術館で会期中の企画展・公募展の半券を提示すれば、ディナーに限り飲食代が10%オフになるんです!10%は大きいでしょ。
レストランだけの利用も可能なので、今度行ってみようかなぁ、一人で。半券はしばらく財布の中に入れておこう。いつでも行けるように。
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