旅行先では美術館や教会を訪れ、絵画や彫刻、建築などを見るのが好きです。
専門に勉強したわけでもなんでもないので、最初の頃はただ「綺麗な絵だな」「細かい彫刻だな」ぐらいしか考えていませんでした。アブラハム、イサク、キリスト、マリア、ヴィーナス、ダビデ、ルネサンス、バロック、受胎告知、無原罪の御宿り、、、、などなど、頻繁に出てくる言葉だけは覚えましたが、それぞれの絵の意味や背景となるものを全く知らずに見ていました。
あるとき、「受胎告知」ってなんだ??と、疑問に思ったところから、いろいろ調べてみることになりました。
まずは聖書
まず教会の絵を理解するためには聖書を読めばいいのだろうと思って、家にあった古い聖書を読み始めてみました。(表紙の裏に、昭和42年12月25日に私の祖父が父に贈った、というメモが書かれていました。キリスト教徒でもないのに、なんと洒落たじいちゃんだ(笑))
読んでみた感想は、、長い。人名が多すぎる。誰の子の子の何何とか多すぎて、なかなか先へ進みません。
そこで本屋に行って、もう少し簡単な本はないかと探して良さそうなのを見つけました。
旧約と新約のメインとなる話を図入りで簡潔に分かりやすく解説してくれて、聖書入門者にもとても読みやすい本です。この本を読んで、よく出てくる登場人物や絵に描かれる場面など、だいたいの流れをつかむことができました。
聖書を読み始めると、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教という宗教についても知りたくなってきました。
、、が、信仰に目覚めたわけではないので、難しい本はパス。
雑誌Penの宗教特集は読みやすい
文字ばかりの本は苦手なので、雑誌Penの「キリスト教とは何か」「エルサレム」「いまこそ知りたい、イスラム」の3冊を買って読んでみました。
それぞれ絵画や音楽、建築などを取り上げて宗教について説明しているので、初心者でも入り込みやすく、理解しやすくて面白かったです。同じ宗教でも国によって捉え方が違っていたり、旅行前に読むにも良い内容です。また美術鑑賞を前提とした私のような読者にも、ちょうどよい感じの解説でした。まぁ宗教について理解したといっても、まだまだ表面だけですが、、。
入門編の本を少しずつ読んでいたら、あることに気づきました。
仏教関係の本が無い。。。一番身近な仏教、こちらも少しずつ勉強してみるかなぁ。京都に行けばお寺巡りするわけだし。
この他に、ギリシャ神話や古代ローマなどの本も読んでいます。こちらもなかなか複雑で、頭には入ってこないのですが、、でもいいんです。試験があるわけじゃないし。