会期末の土曜日ということもあり、11時の段階で会場内は結構混雑。でも次第に人はばらけて、鑑賞しづらいほどではありませんでした。
展示のテーマは「100のモノが語る世界の歴史」。
それぞれの時代に作り出された道具や工芸品などから、歴史的背景を紹介するという内容でした。面白い試みだなとは思いましたが、少しテーマが広すぎたような気がします。
なにしろ、180万年前のアフリカの石器から、古代中国の青銅器、江戸時代の磁器、イギリスのティーセット、現代のサッカーのユニフォームまで展示されているのです。展示品ひとつひとつはとても興味深いもので、それぞれに歴史があって価値の高いものなのですが、時代と場所がどんどん飛んでいくので弾丸ツアーで旅行を終えたような感覚が残りました。2時間以上かけてじっくり見たつもりだったんですけど。。
結局一番印象に残ったのは、最初のほうにあった120万年前の石器。
人それぞれ興味の対象は違うでしょうから、好きなパートを重点的に見るほうがいいかもしれません。
彫刻が好きな私には、2015年7月15日から9月23日まで、東京国立博物館で開催する「クレオパトラとエジプトの王妃展」と10月27日から2016年2月21日まで、同じくトーハクで開催する「始皇帝と大兵馬俑」のほうが楽しめそうです。
あと、7月18日から六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される「機動戦士ガンダム展」も面白そう。限定ガンプラも販売されるそうで、ガンダム好きな人にはたまらないでしょう。