TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

パリ・ミュージアムパスの便利さ

フランスのパリ及びその近郊を観光するのにとても役立つのが、このパリ・ミュージアムパス。

有効期間は2日、4日、6日と3種類あり、連続した日程で使用可能。

このパスの便利な点

1.パス所持者は美術館などのチケット売り場の行列に並ぶことなく入場できる。または優先入り口があり、そこから入場できる。(ただし、パス所持者がたくさんいる場合は待つことになる。)

2.毎回入場チケットを買う手間がはぶける。

3.有効期間中は同じ施設に何度も入場できるため、ルーブルを2日に分けて見学したり、昼と夜に2度凱旋門に上り、違った眺めを楽しむといった使い方もできる。

 

購入について

シャルル・ド・ゴール空港やルーブルの地下のタバコ屋などで買える。

2日券39ユーロ、4日券54ユーロ、6日券69ユーロ(2013年4月現在)。

日本でもパリミュージアムパスサイトから購入できる。若干値段が上がるが、パリに着いてから探す手間を考えれば、日本で準備して行った方が気が楽だと思う。

使い方

1.最初に使用する際、使用開始日と名前を自筆で書き込む。

2.施設によって扱いは違うが、基本的には優先的に入場できる。例: 凱旋門では、屋上へ登る階段入り口のチケット売り場で行列ができているが、ゲートにいる係員にパスを見せればそのまま通してくれる。(知らない人が見たら割り込みのような感じかもしれないが、これがパスのメリット。) ルーブル美術館では荷物検査は受けなければならないが、検査後にあるチケット売り場の列はスルー。ゲートにいる係員にパスを見せれば通してくれる。荷物検査までの行列を避けるためには、メインのピラミッド口ではなくポルト・デ・リオン(Porte des Lions)またはカルーゼル・デュ・ルーブル(Carrousel du Louvre)が空いていてオススメ。ポルト・デ・リオンは7月中旬の日曜日、開館約15分前で5人ほどしか待っていなかった。

この入り口は2013年4月現在、火曜、水曜、金曜は開いてない模様。

 

オルセー美術館では、「entrée réservée C」と書いてある入り口が専用口となっている。場所は正面向かって右奥にある。パス所持者が多い場合はここも並ぶことになるが、列の進み具合は早いのですんなり入れる。 

 

オランジュリー美術館では、パス所持者の専用列があるが、混雑時には入場制限をしているようなので、少し待つこともある。

 

ヴェルサイユ宮殿では、チケット購入口と宮殿への入り口は別になっている。パス所持者は直接宮殿入り口Aに向かい、ガラスのドアを抜け、荷物検査を受けて入場する。ハイシーズンは、パスを持っていても混雑に巻き込まれることもあるので、開館すぐの時間帯がオススメ。

 

サントシャペルでは、パスの優先入場はなく、他の客と一緒の列に並ばなければならない。時間に余裕をもって行くべし。しかし並んででも見る価値はある。