3密回避ドライブ その4 ~都心からも意外と近い千葉県松戸の「戸定が丘歴史公園」~
徳川慶喜の弟、徳川昭武の邸宅が現存
東京の葛飾区から江戸川を渡ってすぐの千葉県松戸市。ここに徳川幕府最後の将軍慶喜の弟、徳川昭武の私邸だった場所があります。
旧徳川昭武庭園(戸定邸庭園)として国の名勝に指定されていて、JR松戸駅からも徒歩圏内、駐車場も広くドライブがてら行くには良いところです。
戸定が丘歴史公園として開放されており、 徳川昭武の私邸と戸定歴史館を見学するときのみ入場料が必要となります。庭園だけでも十分美しいですが、両方見学しても320円なのでここは是非見ておくべきです。
戸定邸は明治時代に建てられた邸宅ですが、ほぼ完全に残っており当時の部屋の造りを見ることができ、非常に興味深いです。
見学者は多くなく、ソーシャルディスタンスを十分に保って見て回れます。これが京都あたりだとこうはいかないだろうなぁという感じです。家の造りや歴史を説明してくれるボランティアガイドさんもいて、しっかりと見学できます。
この頃のお風呂もよくできいます。脱衣所は一段高い所にあり、体を洗ったりしても脱いだ服が濡れないようになっていたそうです。
邸宅の横には、徳川昭武の遺品を中心とする松戸徳川家伝来品、徳川慶喜家伝来品などを展示する博物館があり、当時の人々の写真や書物などを見ることができます。
徳川幕府なんて遠い遠い昔の歴史の話だと思っていたものが、写真で徳川家の人々の顔を見たりすると結構最近の話に思えてくるので不思議です。まぁ写真を見るだけでも皆さん立派な姿をしていましたね。
徳川家周辺の人々にまつわる展示なので、誰々が何処の養子だのなんだのと複雑で分からなくなりますが、この博物館では徳川家系図を販売しているので、これを買うとよくわかります。こちらは一枚50円。安い!
戸定邸と博物館、庭園を見学して1時間半から2時間程度。庭園内ではピクニックをしている家族連れなどもいて、天気の良い日は静かで本当に良い場所です。