TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

海外の友人と国立劇場で歌舞伎を見てきました

意外と安い歌舞伎観劇料金

ギリシャから友人が来日しており、歌舞伎を見たいと言うので、一緒に行ってきました。実は私も初めて。自国の芸術には無頓着なんですよねぇ。その友人も「パルテノン神殿なんか小学生の時に一度行ったきりだ」と言ってました(笑)どこも同じようなものです。

まずはどんな演目がやっているのかインターネットでチェックしました。歌舞伎といえば歌舞伎座しかないと思ってましたが、国立劇場という場所もあるんですね。初めて知りました。

今回は国立劇場で、この「増補忠臣蔵」と「梅雨小袖昔八丈」を見ることにしました。

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国立劇場の料金は、下は1,800円から。意外と安いな、という印象です。国立(こくりつ)だから?演目によって料金は変わるんですかね?ちなみに歌舞伎座の方は4,000円からでした。

特に目当ての俳優がいるわけではなく、外国人がちょっと歌舞伎を見てみたいということなら国立劇場に行く方がお手軽ですね。私たちがネットで購入したのは前日だったため、最安料金は売り切れていて、下から2番目の2,700円の席。

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3階10列4番の席からの眺めです。全体を見渡すこともでき、初心者には十分な席でした。双眼鏡を使って見ている人もいました。次行くときは持って行こうと思います。

1階と比べて3階はトイレも空いていたのでよかったです。

歌舞伎鑑賞にはイヤホンガイドがおススメ!

日本人の私にとっても歌舞伎の内容を理解するのは難しいと思ったので、音声ガイドを借りてみました。英語版もあったので、私の友人にはこの英語版を。

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受信機と片耳用のイヤホン。使用料は700円。デポジットとして1,000円払いますが、イヤホンガイドを返却すると1,000円は戻ってきます。 

テレビドラマの副音声のように、登場する役者の名前、台詞や演技の意味などを解説してくれるので、とても分かりやすかったです。解説の声も、役者の声や舞台の音などの邪魔にならず、自然と耳に入ってくる感じ。

美術館の音声ガイドと違い、自分で再生や停止などの操作をせず、会場全体に向けて流れている解説放送を受信機で聞く形なので、解説のタイミングは役者の動きとぴったり合っています。

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内容について全く知識の無いまま見始めましたが、音声ガイドを聴きながら見終わる頃には大体のストーリーが頭に入っていました。もしこのガイド無しで見ていたら、さっぱり分からなかったと思います。この音声ガイドは絶対おススメです!

英語版は東京の国立劇場と大阪の国立文楽劇場だけで貸し出しているとのこと。やはり海外の友人を連れて行くなら国立劇場ですね。

12時開演で休憩をはさんで16時まで。最初はちょっと長いかなぁと思いましたが、ちょうどいい感じで休憩が入ります。お昼ごはんに食べるお弁当やラーメン、カレーなども安いです。何よりも驚いたのがロッカー。

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10円て!忘れ物して10回ぐらい開け閉めしても大丈夫ですね。

ちなみに舞台の幕が一旦閉じて、次の幕が開くまでのうちに食べるお弁当だから「幕の内弁当」と名前が付いたということも今回初めて知りました。

観劇終了後は国立劇場前から出ているバスに乗って渋谷駅へ。漫画が好きな友人は、センター街の「まんだらけ」へ迷わず直行。古本漫画やフィギュアのお店ですが、ここも私は初めて。観光客の方がいろいろ知ってるな、、。

日本のことなのに知らないことが多いなぁ。いろいろ勉強になった一日でした。

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