TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

上野の「ブリューゲル展」が少々混雑って、ちょっと意外!

ブリューゲルが意外と人気あるようです。

東京・上野の東京都美術館で、2018年1月23日(火)~4月1日(日)まで開催中の、ブリューゲル展に行ってきました。

f:id:travelart:20180128231638j:plain

現在のベルギーを代表する画家一族であるブリューゲル。偉大な画家ではあるけれでも、やはりダ・ヴィンチやゴッホほどの人気ではないだろうと勝手な予想をして、今回の展覧会もまだガラガラだろうと思っていました。

土曜日の午後1時半頃に着くと、チケット売り場は混雑していませんでしたが、会場内は結構な人の入り。最初の展示室は、少し列ができるほどでした。その後進むにつれてバラけてきて鑑賞しやすくなりましたが、いや~意外とブリューゲルって人気あるんですね。

f:id:travelart:20180128231457j:plain

ブリューゲル一家の描く絵は小さいサイズが多く、コピー用紙のA4サイズとか小さいものだと絵葉書ぐらいのものもあるので、絵に近づいてじーっと見ないといけないので大変です。ここでもやはり単眼鏡が威力を発揮します。

肉眼では豆粒ぐらいの人物像でも、よく見ると活き活きとした動きが描かれているので、ぜひ単眼鏡を使うことをおススメします。

travelart.hatenablog.com

今回のブリューゲル展は、画家一族であるブリューゲル家の親からひ孫まで入り混じって展示されています。しかも同じ名前で1世とか2世とかいうので、見ていて混乱してくるんですね。しかしそこは主催者もよく考えたもので、作品名と一緒に親子関係をわかりやすく表示しています。

f:id:travelart:20180128232401j:plain

これは子と孫による共作ということです。

会場内は、1月23日(火)から2月18日(日)まで、写真撮影のできる部屋があります。実物をしっかり見てから記念に写真を撮って、家族やお友達に見せてあげたいですね。

f:id:travelart:20180128231907j:plain

今回も音声ガイドを借りてみました。声優の石田彰さんによるナビゲートはもちろん良かったですが、作品にも描かれている楽器リュートで演奏したBGMなども収録されていて、それを聞きながら鑑賞するのも楽しかったです。

f:id:travelart:20180128232716j:plain

単眼鏡を使ってじっくり鑑賞して、所要時間は約2時間でした。ミュージアムショップでは、クリアファイルや絵葉書などに加え、デルフト焼きの絵皿(約11,000円)、ベルギービール(約600円)、ビアグラス(約700円)など、フラドル地方のお土産もありました。花の絵の描かれたクッキー缶は、食べ終わったら小物入れにでもできそうないいデザインです。

www.ntv.co.jp

スポンサーリンク

 

東京国立博物館では「アラビアの道」が開催中

同じく上野の東京国立博物館では「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」が開催中です。

f:id:travelart:20180128232923j:plain

サウジアラビアは、最近になって観光ビザを発給することを決めたような国で、なかなか訪れることは難しい国なんですね。

したがって、サウジアラビア国立博物館を見学したいと思っても、現状ではまず不可能。そんな国のお宝が揃って日本で見られるのです。

これはチャンス!ということで行ってきました。

f:id:travelart:20180128233029j:plain

いろいろな展示品がありましたが、どれも制作された時代がすごいです。今から5000年前とか、もうよくわかりません。アラビア世界は桁が違いますね。「何千年も前によくこんな物が作れたなぁ」なんて思ったりしましたが、じつは古代の人の方が技術力が高かったりするのかもしれません。

なかなか面白い展覧会でした。

www.tnm.jp

スポンサーリンク