箱根岡田美術館の「若冲と蕪村」展は混雑の無い今のうちに見るべし!
岡田美術館の「若冲と蕪村」展は空いてました!
2016年9月5日から12月18日までの日程で開催中の「若冲と蕪村」展に行ってきました。この展覧会のメインは、4月の上野の「若冲展」でも展示された≪孔雀鳳凰図≫。
(展覧会チラシより孔雀鳳凰図鳳凰部分)
上野の展覧会では、鬼のような混雑のため近くでじっくり見られなかった人も多いはず。しかし今回の岡田美術館では、見られますよ。上から下までじっくりと。私が訪れたのは9月10日、会期最初の土曜日でしたが、全く混雑していませんでした。
午前10時ごろに入館して、まず≪孔雀鳳凰図≫の展示室に直行。作品の前にいる人もせいぜい5~6人で、若冲の超絶技法を思う存分堪能できました。その後別の階で展示されている、若冲の他の作品や与謝蕪村、円山応挙、長沢蘆雪などを見て回り1時間半。
今回の「若冲と蕪村」展は、当日に限り再入場が可能とのことなので、お昼ご飯を食べに近くのホテルのレストランに行くことなどもできます。
私たちは外で昼食後再入場して、もう1度≪孔雀鳳凰図≫をじっくり鑑賞。午後1時ごろでしたが、このころでも館内は空いていて、ほぼ独り占めで作品の細部を目に焼き付けてきました。この岡田美術館は、常設展示の陶磁器なども素晴らしく、見ごたえのあるものでした。
ミュージアムショップは≪孔雀鳳凰図≫メインの品揃え。図録表紙、クリアファイル、マグネット、マウスパッド、レンズクリーナー全て同じ図柄です(笑)。
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単眼鏡の無料レンタルを行っていました!
若冲鑑賞で是非ともオススメしたいのが単眼鏡です。若冲の描く細かい羽毛を見るには絶対必要です。私の視力は1.2ですが、最前列から見ても肉眼では細かい部分まで見えません。
そんなことで、今回の「若冲と蕪村」展ではなんと、単眼鏡のレンタルを行っているのです。
チケット売り場で貸してもらえますが、20個限定なので早い者勝ちです。借りるには身分証が必要なのでお忘れなく。
レンタルしているのはこのモデル。
私は倍率違いのモデルを持っているので、今回は一緒に行った両親用にレンタルしました。 途中交換しながら、倍率による見え方の比較もしてみました。まず大きさはこれぐらい違います。左がレンタルの倍率6×16 、右が私の倍率4×12のモデル。重さは両方とも気になりません。
そして見え方の違い。
この≪孔雀鳳凰図≫を見てみると、、
4×12モデルで見ると下の画像のような感じ。
そして6×16のモデルで見ると下のような感じで、より大きく見えます。
上の2枚の画像では細かい線まで見えづらいですが、どちらの単眼鏡も、実物では若冲による気の遠くなる作業の跡がよ~く見えます。
6×16モデルの方が、仕様としては明るさの数値が低いのですが、実際に4×12モデルと見比べてもほとんど明るさに違いはありませんでした。
また6×16モデルの方が倍率が高く像が大きく見える分、ちょっとした手の動きでぶれますが、これも気になるほどではありません。
これは慣れの問題かもしれませんが、片手で持ってピント調整する際、4×12モデルの方が小さいので鏡筒を回しやすいです。下の画像は4×12モデルを持ったところ。
そして下の画像は6×16を持ったところ。
まぁこれは両手で見れば問題ないことです。
老眼鏡の上から見ていた両親も、6×16モデルを使いこなしたようで「よく見えて良かった」と喜んでいました。またいつもなら途中で飽きてしまう子供も、新しい見え方が面白かったのか、夢中になって最後まで見ていました。
是非早めに行って単眼鏡をレンタルして、若冲の超絶技法を間近に見てみてください。
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