フランスの田舎町を見せてくれる自転車レース「ツール・ド・フランス」
フランスの田舎町を自分も旅している気分に
7月2日、フランスのモン・サン・ミシェルからスタートした2016年のツール・ド・フランス。 私は2014年に、パリのシャンゼリゼ通りでツールを見ることができました。
黄色のジャージを着ているのが総合トップの選手。たまたま写っていました。こんな感じでフランス各地を、密集した自転車の集団が猛スピードで走り抜けていくのです。
今を遡ること約20年前。ツール・ド・フランスの開催中、その日のレースのダイジェスト番組が、フジテレビで「英雄たちの夏物語」というタイトルで夜中に放送されていました。番組オープニングテーマはT-SQUAREのCHASER。
当時フジテレビでは、自動車レースのF1の放送も行っていて、こちらのテーマ曲もT-SQUAREでTRUTH。両番組ともオープニングのCGの作り方などが似ていて、レースへの気分の高まりを演出する良い番組でした。
「英雄たちの夏物語」のナレーションは窪田等さんという方で、この人の声がすごく良かったんです。夏の夜中に窪田さんの声を聞きながら、選手たちが駆け抜けるフランスの田舎町の風景を眺めてると、夢見心地になりフランスを旅している気分になったものでした。
当時私が好きだった選手は、イタリアのマルコ・パンターニとフランスのリシャール・ビランク。T-SQUAREの音楽と窪田さんの声を聴くと思い出すなぁ。。そして忘れられないのが、アメリカのランス・アームストロング。1999年からツール・ド・フランス7連覇を果たした選手です。(その後記録抹消となってしまうわけですが。。)
そして2016年、ちょうどツール・ド・フランスが開幕した日と同じ7月2日、1本の映画が公開となりました。
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衝撃の実話「疑惑のチャンピオン」
東京・有楽町マリオンの丸の内ピカデリーで公開中の映画「疑惑のチャンピオン」を見てきました。
ランス・アームストロングがツール・ド・フランスで7連覇できた理由。そしてその記録が抹消となった理由。実話を基に作られた映画です。
映画の内容は生々しくて衝撃的です。ツール・ド・フランスが好きで見ていた人にとってはショックな内容が多いです。いろいろな意味でスクリーンから目が離せず、上映時間約2時間はあっという間でした。
ランス・アームストロングが勝ち続けていた当時、裏でこんなことが行われていたとは想像もせず、私は「英雄たちの夏物語」で映し出されるフランスの田舎町を楽しんでいました。
映画を見終わったときには「これ実話なんだよな、、、」と、ちょっと切なくなりましたね。これはツール・ド・フランスだけではなく、今のスポーツ界全体に関わる大きな問題だなぁと思いました。
映画を見終わって、このランス・アームストロングの問題について、もっと知りたいと思いこんな本を読んでみました。
今回の映画の内容がより細かく書かれていて、当時のツール・ド・フランスの裏側がよく分かります。う~ん、でも、ファンとしては知らない方が良かったような、事実が分かって良かったのか、、なんだかなぁ。。
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