新しい視点を持つ旅雑誌にリニューアル「TRANSIT」
読むと旅に出たくなる雑誌「TRANSIT」
旅雑誌ではあるけれど、取り上げる内容がマニアックで読み応えがあって、好きだったTRANSIT。ショッピングやホテル、レストラン情報などは皆無で、その国や地域のライフスタイルを疑似体験させてくれるような感じで面白かったのです。
そんなTRANSITがリニューアルして、これからは国や地域で括るのではなく、あるテーマに則ってそれに関係する場所を選んで取り上げる、といった雑誌になるようなのです。
面白そうなので、まずリニューアル第1号を買ってみました。
テーマは「タイムトリップ!時空を超えて」
取り上げられる都市は、ローマと奈良。ローマとアテネなんかはよくあるけれど、奈良ときましたか。
古代ローマ時代と飛鳥・奈良時代について、様々な視点から比較していきます。古代ローマと平城京の市街地図を用いて街の造りを比較したり、社会の構成や、衣服、食事、住居などを比較しています。良いです!学生の授業も日本史と世界史なんて分けずに、こうやってみたら面白いのではないでしょうかね。
私は元々古代ローマが好きでいろんな本を読んだり、実際にイタリアの遺跡を訪れたりしましたが、自分の国にも同じぐらい貴重な歴史があるのを今更ながら思い出しました(笑)
「なんときれいなへいじょうきょう」
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このようにテーマで絞って国や都市を取り上げてもらうと、それまで自分が興味を持っていた場所以外にも目を向けることができて、新しい発見というか再発見があって面白いですね。旅したい場所がどんどん増えていくとは思いますが。
海外ばかりに目が向いていましたが、最近、日本国内もやっぱり魅力的だよなぁと再認識しているところです。これまでキリスト教美術ばかり見てきましたが、仏教美術もいいよなぁ、テレビ番組の「ぶっちゃけ寺」も面白いよなぁ、なんて思って見ています。
TRANSITはリニューアルしても、読者に旅をしたいと思わせるスタンスは変わりませんね。
次号のテーマは「神々の住まう島」だそうです。また買うだろうな~。
今後も期待の雑誌です。