TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

袋田の滝紅葉時期は朝8時から営業。混雑は無いが意外な落とし穴が。

駐車場は空いている。観瀑台も空いている!

袋田の滝の紅葉が見ごろとなった11月15日の日曜日に行ってきました。当日は快晴。多くの人が訪れると予想できたので、混雑を避けるため朝7時過ぎに現地に到着。

 

この時間なら道も駐車場も混雑は無し。ですがお店併設の有料駐車場もまだ開いていない所が多いです。

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駐車場の営業状況はというと、朝7時20分頃の段階で、依田屋はオープン、滝本屋本店はクローズ、その他の店もクローズ、滝味の宿豊年万作はオープン、滝の駐車場根本はオープンといった感じ。無料駐車場はもちろんオープンしています。

 

私たちは係員がきちんと車を誘導している「滝味の宿豊年万作」の駐車場を利用しました。一日500円。滝からも飲食店からも近いし、500円ならいいかと。ここで係員のオジサンに滝の営業時間を聞くと、なんと「もう開いてるよ。」ですと。

 

まだ7時半前なのですが。どういうことかというと、滝を下から見る第1観瀑台までの通路はオープンしていて、第2観瀑台へ行くエレベーターが8時に営業を始めるとのこと。しかも営業時間外は入場無料。ズルして入場したわけではなく、きちんと確認して行きましたので、とりあえず問題は無いはず。

 

まずは第1観瀑台でゆっくり写真撮影などして、8時にはエレベーターが動き出し早朝入場組は第2観瀑台へGO。しかしここで意外な落とし穴が!11月中旬の朝8時、第2観瀑台からの滝の景色はなんと、まさかの、

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逆光!!!なんも見えない、マジで。紅葉どこソレ?

 

おいおい、誰もこんなこと言ってなかったぞ。混雑を避けるためには朝早めに行きましょうってみんな言ってたぞ。せっかく頑張って朝早く来たら真っ白!

 

これで帰れるワケがない。待ちましたよ。太陽が昇るまで。やっと紅葉の色が見えるようになったのは10時頃。2時間近くも待機しました。


紅葉見ごろ人の少ない早朝の「袋田の滝」

これでもまだ早いかな。太陽の光が全体に当たる時間だと、もっと紅葉も綺麗に見えると思います。特に右の部分。

 

混雑していない時間とはいえ、景色が見えなければ意味が無いですよね。なかなか狙いどころが難しい。紅葉見ごろの袋田の滝を訪れる際のポイントは以下の通り。

 

  1. 朝はメチャクチャ寒いので要防寒着
  2. 駐車場には8時半頃に到着、早すぎてもダメ(一番奥の依田屋と滝本屋本店は入場口に近いが、吊り橋を渡った後の山道コースの出口となるので、人が多いときは車の出し入れに注意が必要。)
  3. 袋田の滝には9時頃に入場(見たところそんなに混んではいませんでした)
  4. 第2観瀑台へは10時頃に入場するのがちょうど良い(エレベーターが少し混み始めますが仕方ありません)
  5. 実は曇りの日の方が良いかも。なんだったら雨の日でも良いかも。(今回は滝の水量が少なく、滝としてはちょっとショボかったです)

 

こんな感じです。次は滝の水が凍る冬の観賞かな。

 

 

3密回避ドライブ その2 ~埼玉唯一の国宝建造物「妻沼聖天山」~

熊谷と言えば夏の猛暑しか知らなかった。

埼玉県熊谷市にある妻沼聖天山は「めぬましょうでんざん」と読みます。埼玉日光とも呼ばれています。11月の天気の良い日曜日にドライブしてきました。

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お昼頃に熊谷に着いたので、お寺に行く前にお昼ごはんということで、うなぎ屋「大正亭」へ。国道17号を熊谷警察署の方から熊谷駅方面に走っているとありましたお店が。しかし、駐車場が厳しい!!お店の前に2台分のスペースがありますが、ハリアーでギリギリ。

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お店に入ると、造りは古いけど綺麗で良い感じ。生簀があって、うなぎが籠の中で泳いでます。

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うな丼とうな重があるけど違いは??と思っていたら、うな丼はご飯の上に鰻の蒲焼が乗っているもの。うな重はご飯と鰻の蒲焼が別々に器で提供されるものだそう。

 

私が注文したのはうな丼肝吸い付。3,025円。ふわふわでちょうど良い味付け。おいしー!熊谷って鰻も有名らしいです。

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さあ腹ごしらえも済みいざ出発なんですが、お店の前の道が細いのなんの。駐車場から出すのも一苦労。くれぐれもアメ車では来ないように。

 

妻沼聖天山」は貴惣門も必見。紅葉は11月下旬が見ごろか。

妻沼聖天山」に到着。駐車場から向かうと、参道途中の中門の横に出るので、まずは一番目の門「貴惣門(きそうもん)」の方へ周ります。


埼玉日光「妻沼聖天山」の国宝建築

 

この貴惣門も国の重要文化財。3つの屋根が重なったような独特の形。この門を過ぎた参道には黄色や赤に色づいた木々が見えてきます。紅葉の見ごろはもう少し後かも。11月下旬ごろかもしれません。

 

そして中門、仁王門を抜けて、国宝の本殿へ。行った日はちょうど菊花大会を開催していて、境内が菊で彩られていました。

 

本殿を参拝し、本殿の左奥側にある入場口で拝観料700円を支払い、奥殿の見学へ。

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ここが「妻沼聖天山」参拝のメインイベントです!

 

ガイドさん曰く、ここを見ずに本殿正面だけ見て帰ってしまう人も多いそうです。この奥殿の彫刻や装飾が、埼玉日光と呼ばれる理由なのです。

 

日光東照宮の陽明門や廻廊の装飾に似ていますよね。すごい緻密さです。し・か・も東照宮とは違い空いてます。ゆっくり何度も好きな場所を見られます。

 

ボランティアのガイドさんが装飾を指しながら何を意味しているのか解説してくれるので、絶対に聞いた方がいいですよ。

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滞在時間は約1時間半。近くには食事処もあるので、この界隈でゆっくりできます。紅葉や花見の見ごろ、初詣の時期は混雑しますが、通常の日曜日であれば3密も回避できて最高の場所です。

 

 

3密回避ドライブ その1 ~日本最大級の道教のお宮「聖天宮」へ~

EXILEのATSUSHIが歌う「我願意」のMVの舞台となった

埼玉県の坂戸市に台湾道教聖天宮というお宮があります。日本最大級です。

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なんでこんな所に!というのが最初の感想。圏央道の坂戸インターを降りてから田畑を抜け、住宅地を抜け、コンビニ一軒無い道を通って聖天宮へ到着。

 

駐車場はすんごく広い。年末年始など特別な時期でなければ余裕で入れます。空いてます。しかしだからといって、このお宮をナメてはいけません。

 

このお宮の創設者である台湾の康國典大法師は、道教の神様「三清道祖」よりお告げを受け、わざわざこの埼玉県の坂戸まで台湾の宮大工を連れてきて、この聖天宮を建立したのです。

 

天門から前殿、本殿に至るまでぎっしりと彫刻に埋め尽くされています。一つの石から削り出された彫刻柱は必見です。組木で造られた天井など芸術品のようです。

 

こんな独特の景観を持つ聖天宮。元EXILEのATSUSHIさんも中国語で歌った「我願意」というミュージックビデオの舞台に選んでいます。

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The largest Taoist temple in Japan [ Seitenkyu - Sheng Tian Gong ] 埼玉県坂戸市に出現日本最大道教のお宮「聖天宮」

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ちょっと暗めのトーンで分かりづらいですが、中庭で歌っていますね。

 

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このビデオには台湾の女優リン・チーリンさんも出演していて、台湾とのつながりを見ることができます。

 

本殿では説明員の方が聖天宮の成り立ち、参拝の方法などを教えてくれます。

 

まずは、日本のものとは違う長い線香3本に火をつけてもらいます。線香代は500円。それを持って道教の神様「三清道祖」様に向かってひざまずき、心の中で住所氏名を言って自己紹介し、お願いごとを念じます。そして線香を香炉に差し、元の場所でもう一度ひざまずき、12回お辞儀をします。

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ここに行ったら是非道教式お線香を上げてみましょう。

 

また今ではコスプレ撮影の舞台としても人気のようで、私が訪れた時もコスプレ撮影隊がいましたよ。

 

日曜日でも空いているので3密を回避することができ、また日本にいながら台湾を感じることもできるとても良い場所です。