TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

ハバナの野良犬|キューバ一人旅その8

5日目(7月19日<水曜日>)ハバナの道には、、

今日も午前中はスペイン語レッスン。未来形を使った文章を作る。

なんとなく他のクラスの受講生が少ない気がする。昨日までいた顔ぶれが見当たらない。みんな暑くてビーチかホテルのプールにでも行ったか。

近くの高級ホテルには屋上にプールがあって、バーも併設されてて、飲み物さえ頼めば宿泊客じゃなくてもプールを楽しめるらしい。屋上からハバナの景色を眺めることもできる。

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地元のキューバ人ですら日傘を差して道を歩くほどだ。こんなに暑くちゃ、勉強なんかしてられないよな(笑)。

ところで、ハバナの道には野良犬と野良猫がとても多い。路上には生ゴミが散乱しているので餌には困らなそうだ。そのため、路上は生ごみと犬猫の糞の臭いが結構きつい。これがキューバに来て初めてわかったこと。テレビで臭いは分からないからねぇ。

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革命博物館の入り口でじゃれ合う野良犬たち。人気の観光スポットなので人は大勢いるが、野良犬たちは人間に寄ってくるわけでもなく、ただ好きなように遊んでいる。

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ハバナのメインとなるショッピング通り「オビスポ通り」の近くを歩く野良犬。ハバナ一番の混雑エリアだが、ここにも自由に歩き回る犬がいる。人が大勢いても特に構うことなく好きなように歩いている。

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ハバナ中心部のセントラルパークのモニュメントの下で眠る野良犬。この石が冷たくて気持ちいいのだろう。

小汚いけど、みんな自由に生きてるな。

成田空港の本屋で買った、オードリー若林の書いた「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」という本のタイトルの意味が分かった瞬間だった。

キューバのお土産を買う

キューバのお土産といえば何か。

葉巻とラム酒?ゲバラTシャツ?これといったものが思いつかないが、とりあえずお土産物屋を探して道を歩いてみる。

だいたいどこも同じような品揃え。そんな中、私に英語で丁寧に話しかけてきてくれた店員の店に入ってみる。

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店の品物についていろいろと説明してくれる。木製の車、サルサダンスのリズムを取るときに使う楽器クラーベス、からくり箱など、など。

話してみてとても気分のいい店員だったので、ここで買うことに決める。

価格は元々そんなに高くなかったので、値切らずに購入。木製のクラシックカー5CUC、木製楽器クラーベスは安い単なるお土産と実際にサルサで使うプロ仕様とがあるらしく、せっかくなのでプロ仕様を選択、10CUC。

絵葉書は無いかと聞くと、売っている別の店を紹介してくれた。うん、いいヤツだ。

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この他の店でもそうだが、買ったものはしっかりとビニール袋に入れてくれる。物資が不足していて、トイレットペーパーも無ければ、商品を入れるビニール袋なんてくれない、、と聞いていたが、全くそんなことはない。

しかも結構しっかりした日本のものと変わらないビニール袋。ヨーロッパの方がよっぽどしょぼい袋だった気がする。

紹介してもらったお土産屋さんに入ってみると、ちゃんと絵葉書がある。そしてなんとここでは、観光客が欲しがる3人民ペソ札を売っている。

これは何かというと、チェ・ゲバラの顔が載っている実際の紙幣で、観光客が使う兌換ペソ(CUC)ではなく、キューバ人が使う人民ペソの3ペソ札。これを手に入れるために、観光客はわざわざ兌換ペソから人民ペソに両替したり、人民ペソでお釣りをくれるような地元民向けのお店で買い物をするのだ。

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3人民ペソの価値としては約14.7円。これを1兌換ペソ(約118円)で売っている。ややこしい?

単純にいうと、14.7円と118円を交換するということ。両替という考え方では完全にボッタくり。でもね、いちいち兌換ペソから人民ペソへ両替する手間や地元民向けの店で買い物する手間を考えると、これを買う方が手っ取り早くていいかと思う。

両替や買い物をしたってゲバラの3ペソ札が手に入るとは限らないし。しかもこの売っているのはピン札。お土産にちょうどいい。

両替したのではなく、ゲバラのお土産を1CUCで買ったと思えば何でもない。ということで、3人民ペソ札を5枚も買ってしまった。

カバーニャ要塞とモロ要塞へドライブ

ハバナのタクシーツアーが気に入ったので、2度目のドライブ。今度は別ルートへ。こちらもルートを指定して、事前に値段交渉。1時間35CUCなら、文句なくOKのようだ。カバーニャ要塞とモロ要塞方面を回ってもらう。

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Chevrolet Bel Air

今回は陽気なドライバー。車種は1954年あたりのシボレーベルエアーかな?違うかな?もうよく分からん。外装はとても奇麗にしている。

しかしこの車、ホーンの代わりに緊急車両のサイレンみたいのがなるように改造されとる。この兄ちゃん、所々で思いっきりこのサイレン鳴らすのだが、街を歩く人が大勢振り返る。だめだろ、それ。この国には車検は無いのか。。

まずはハバナの街を見下ろすキリスト像のある丘へ。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

ドライバー曰く、キリスト像は世界中いろんな所にあるが、ここハバナのキリスト像は右手に葉巻、左手にラムのボトルを持つ形になっているそうな。本当かよ!

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あっ本当だ!!(笑)

その後カバーニャ要塞へ。この要塞では、午後9時ちょうどに大砲をぶっぱなすセレモニーがあり、それを見るために午後8時半ごろから多くの人が集まって来る。観光バスでも来るほどだ。

私は混雑が嫌いなので、大砲は見ずに次のモロ要塞へ。こちらは人も少なく静かで、夕方になり涼しくなってきてとても気持ちがいい。

このアメリカンクラシックカーのツアーは、オープンカーで回るので昼間の一番暑い時間よりも、午後7時ぐらいからの方が涼しくておススメだ。

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ハバナの当たりレストラン

夕食は、宿の近くで見つけたDonde Lisで。メイン通りからは少し離れていて、看板も小さく目立たなかったが、店内はオシャレでとても奇麗。

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ノエル・ギャラガーに似たウェイターさんは、にこやかに英語で対応してくれ、おススメ料理を教えてくれた。キューバでは英語が全然通じないって聞いてたけど、ハバナではよく通じるので心配いらない。

ノエルのおススメ料理「Vaca Frita」と「moros y cristianos」を注文。キューバ料理の「細切り牛バラ肉カリッと焼き」と「黒豆ご飯」。もちろんお気に入りのビール「クリスタル」も。

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美味い!本当に美味い!全旅行者におススメしたい。毎日このDonde Lisで食べてればいいんじゃなかろうか。お皿とかナイフ、フォークも奇麗だし。混んでもいないし。Vaca Fritaは9.50CUC。moros y cristianosは1.50CUC。ビールは2.20CUC。もちろん明朗会計。

美味しゅうございました。

今までのところ、このお腹超弱い男の私でも、全く問題なし。むしろいつもよりお腹の調子いいぐらい。食べ物と飲み物に無茶苦茶気を付けてるからねぇ。

 

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