汐留の「ミケランジェロ展ルネサンス建築の至宝」を見てきました。
ミケランジェロ素描展といった感じ
汐留のパナソニックミュージアムで開催中のミケランジェロ展に行ってきました。このミュージアムはパナソニック㈱エコソリューションズ社のビルの4階にあります。入り口付近にはスーツを着た社員さんが闊歩していて、そんな大企業のビルに入っていくのは少し躊躇しますが、私のような部外者が入っても全然大丈夫です。
タイトルにもある通り、ミケランジェロの建築における軌跡がメインの展覧会。システィーナ礼拝堂の天井画の一部の素描やサン・ジョヴァンニ・デイ・フィオレンティーニ聖堂の平面図案など、興味深いものがありました。建築図案はすごく緻密で、ミケランジェロも万能の天才だなぁと感心しました。
でも、、なんかやっぱり、展覧会全体の色味が寂しい。基本的にペンや石墨で紙に描いたものばかりなので、色とりどりの迫力ある作品展示ではありません。ルネサンス建築を研究している専門家の方にとっては、建築資料として一級品なのでしょうけど、私のような素人の美術ファンにとっては、ミケランジェロらしいパンチの効いた作品は無かったように思います。
≪システィーナ礼拝堂天井画〈クマエの巫女〉のための頭部習作≫の絵葉書
いっそのことルネサンス建築展にして、ブルネレスキとかブラマンテとか他の建築家にもスポットを当てて、サンピエトロ大聖堂やフィレンツェの大聖堂の模型などがたくさん展示されてたらもっと面白かったかなぁ。。
展覧会初日の土曜日でしたが、会場は混雑していませんでした。ミュージアムショップの品数もそんなに多くなく、今回は絵葉書を買って帰りました。
最後にもう一度書きます。このミケランジェロ展は、建築の専門家にとっては面白い展示のはずです。私の知識が乏しかったために、ちょっと物足りなかった風の感想になってしまいましたが。。。
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