ギリシャの博物館と遺跡の入場料が2016年4月から値上げ!
ギリシャ経済危機の影響!?
昨年ギリシャでは経済危機が起こり、銀行ATMからの現金の引き出し制限もされるとかで、街の状況なども分からなかったので、とりあえず観光に行くのは先延ばしとしていました。
その後、観光客が巻き込まれたというトラブルもあまり聞かないので、今年の夏あたり旅行に行こうかな、と思ってインターネットで調べていたら、のけぞるほどショックなニュースを発見してしまいました。
「ギリシャ全土の博物館と遺跡の入場料が、2016年4月から値上げ。」
なかなか考えたなギリシャ政府よ。。経済危機でも減ることのなかった観光客に目をつけるとは。
この値上げは期間が決まっていて、4月から10月の夏の観光のハイシーズンのみ入場料を上げて、ローシーズンには半額となるようです。ホテルや航空券などと同じハイシーズン料金ということですかね。
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値上げ後の入場料の例
ここでどれぐらいの値上げとなるのか例を挙げたいと思います。
<アテネ>
・アクロポリス遺跡:12ユーロから20ユーロへ値上げ。
ディオニソス劇場、ゼウス神殿、ローマン・アゴラ、古代アゴラ、ケラミコス遺跡、アドリアノスの図書館との共通入場チケットは30ユーロ。
・国立考古学博物館:7ユーロから10ユーロへ値上げ。
<クレタ島>
・イラクリオン考古学博物館 単独チケット:6ユーロから10ユーロへ値上げ。
・クノッソス宮殿跡 単独チケット:6ユーロから15ユーロへ値上げ。
※上記2つに入場できる共通チケットが10ユーロでありましたが、この値上げ額については不明。
<ミケーネ>
・ミケーネ遺跡:8ユーロから12ユーロへ値上げ。
<アンフィポリス>
・アンフィポリス遺跡:2ユーロから6ユーロへ値上げ。
この値上げについてどう思う?
最初このニュースを見たとき、「うわ~マジか!」と思いました。観光にかかる費用は安い方がいいですからね。でもよく考えたら、今までのギリシャの博物館や遺跡の入場料って、他のヨーロッパ諸国と比べて安すぎだったんです。
フランス・パリのルーブル美術館の入場料は15ユーロ、イタリア・ローマのコロッセオとフォロロマーノの入場料は共通で12ユーロ。スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリアの入場料は15ユーロなどなど(2016年3月現在)。他の国ではだいたいこんなものです。
これを考えると、ギリシャの入場料は適正価格になっただけなのだと思います。インターネット上の書き込みを見ても、世界中の人々が「値上げ後の料金が妥当」との見方をしています。
ただ、何人かのイギリス人は、「大英博物館もロンドンのナショナルギャラリーも入場無料だぞ。」と反論してますが(笑)
入場料が値上げされても観光客がどんどんギリシャを訪れて、お金を使って、経済の建て直しに協力できればいいのではないかなぁと思います。
さて、あとは夏休みと旅費の工面をどうするか。。。
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