夏のフランス・パリ おすすめ観光モデルコースを考えてみました
夏休みにパリへ9日間の旅行。美術館をメインにまわるおすすめ観光モデルプランを考えてみました。
- 1日目(土)パリ到着
- 2日目(日)ルーブル美術館~凱旋門
- 3日目(月)シテ島~サンジェルマン・デ・プレ~エッフェル塔
- 4日目(火)ヴェルサイユ宮殿~マルモッタン美術館
- 5日目(水)オルセー~オランジュリー~ポンピドゥー
- 6日目(木)モン・サン・ミッシェル
- 7日目(金)ジヴェルニー~モンマルトル
- 8日目(土)帰国へ
- 9日目(日)東京着
1日目(土)パリ到着
14:00頃 東京発
19:30頃 パリ シャルルドゴール空港着。空港からパリ市内まではタクシーで約50ユーロ。
※空港にはタクシー乗り場があるので、そこから必ず乗るようにします。空港内で声をかけてくるタクシー運転手は100%ボッタクリと考えてよいです。それらしい身分証を見せてきても無視。「TAXI」と書いた看板のある場所からしか乗らないこと。長旅で疲れていても、タクシー乗り場を必ず探しましょう。
できれば空港内で、ミュージアムパスを買っておきたいですね。空港内のツーリストインフォメーションなら、午後10時まで開いています。
<パリ・ミュージアムパスについて>
下記リンクに表示される黄色の箇所が、ミュージアムパスの販売店です。観光案内所やキオスク、fnacなどです。
パリ市内ミュージアムパス販売箇所
http://en.parismuseumpass.com/rub-interactive-map-18.htm
価格:
2日券 42ユーロ(現地価格、2015年9月現在)
4日券 56ユーロ(現地価格、2015年9月現在)
6日券 69ユーロ(現地価格、2015年9月現在)
日本では下記サイトより購入することができます。パリ到着後探す手間が省けます。現地価格より数百円高いですが、事前に準備しておく安心料と考えれば大きな負担ではないと思います。
2日券 6100円(日本で購入の場合 2015年9月現在)
4日券 8100円(日本で購入の場合 2015年9月現在)
6日券 10100円(日本で購入の場合 2015年9月現在)
上記プラス送料です。詳しくは下記サイトでどうぞ。
ちなみに、今回のモデルコースに入れた美術館の通常の入場料は下記のようになります。
ルーブル美術館12ユーロ
凱旋門9.5ユーロ
ノートルダム大聖堂の塔8.5ユーロ
サントシャペル8.5ユーロ
ヴェルサイユ宮殿18ユーロ
オルセー美術館9ユーロ
オランジュリー美術館9ユーロ
ポンピドゥーセンター国立近代美術館13ユーロ
合計87.5ユーロ=約11,800円(全て2015年9月現在)
6日間のパスでまわっても元を取れますね。再入場もできるので、「もう一度見たい」と思ったら、パスを見せればOKです。
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21:30頃 パリ市内ホテル着。初日は無理せずホテル近くを散策してスーパーで水や軽食などを買って翌日以降に備えるようにしましょう。
22:00頃 初日はホテル近くで軽めの夕食。時差ぼけ解消のため早めに就寝。
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2日目(日)ルーブル美術館~凱旋門
9:00 ルーブル美術館開館時間に合わせて入場。
ミュージアムパスを持っていれば、ポルト・デ・リオン口またはパッサージュリシュリュー口から入場できます。下の写真はセーヌ川沿いのフランソワ・ミッテラン通りから見たポルト・デ・リオン口です。リオンとはライオンのことなんです。
旅行サイトの【TripAdvisor】 でも、多くの人がこのポルト・デ・リオン口から入場したことを口コミに書いていますね。
メインのピラミッド口よりは入場待ちの列が格段に短いです。なお、ポルト・デ・リオン口は開いていない場合もあるので事前に電話で確認するか、早めに現場に行って確認した方がよいです。
参考:http://www.louvre.fr/en/hours-admission
11:30頃 ルーブル美術館内で早めのランチ。
オススメはドゥノン翼にあるオープンカフェのような「Café Mollien」。19世紀フランス絵画の部屋を抜けた所の階段踊り場の廊下に位置しています。サンドイッチなどの軽食と、オレンジジュースやコーヒーなどが手頃な価格でいただけます。
館内には他にもレストランがありますが、そちらは結構高いです。Café Mollienの方がランチには最適かと思います。昼食時間帯はずらした方が、待ち時間が少ないです。仮に待ったとしても、軽食のカフェなのでそんなに長時間待つようなことはないと思いますが。
17:00頃 ルーブル美術館見学終了。
半地階のミュージアムショップでお土産探し。
(ルーブルのショップでは、VISAカードの優待割引が使用でき10%オフになるので、下記からパリの優待パスポート画面をプリントアウトして持参しましょう。そして支払いの際レジで提示します。この際レジ係が記録としてそのプリントを持って行ってしまうことがあるので、予備に数枚プリントアウトしておいた方がよいです。)
18:00頃 入り口付近の逆さピラミッドや地上のガラスのピラミッドなどで記念撮影。
朝一は美術館への入場が最優先でピラミッドは通過してしまうことが多いので、ここでゆっくりピラミッド見学。美術館で歩き疲れたあとは結構忘れがちです。
その後、カルーゼル凱旋門を見学し、チュイルリー公園を散歩するのもいいですね。公園内にもカフェがあるので休憩できます。チュイルリー公園をコンコルド広場方面に歩いていき、後日訪問するオランジュリー美術館の場所などを確認しておくとよいでしょう。
19:00頃 シャンゼリゼ通り散策。
20:00頃 凱旋門に登ってみましょう。(ミュージアムパス使用可なので、入場待ちの列の前方の係員に提示します)凱旋門は夏の時期は23:00まで開いているので、夜のパリを見たければ遅めの時間に登ってもよいでしょう。
ミュージアムパスがあれば別の日に再入場もできます。
Arc de triomphe - Centre des monuments nationaux
21:30頃 夏のパリはまだ明るいです。街を歩いて手頃なビストロを探して夕食。
23:00頃 ホテルへ戻ります。歩き回って足が疲れていたら、湿布を貼って寝ると快適です。
3日目(月)シテ島~サンジェルマン・デ・プレ~エッフェル塔
9:00 シテ島へ。 ノートルダム大聖堂見学。(ミュージアムパス使用可)
大聖堂の入場は8:00から。塔への入場は10:00から。塔に登るなら開場前の9時半には並んだほうがよいです。夏休みシーズンは入場待ちの行列ができます。
Notre-Dame de Paris
11:30頃 サントシャペル見学 (ミュージアムパス使用可)
13:00から14:15までサントシャペルは昼休みで閉まるので、この時間帯は避けなければいけません。またこの時間は変更される可能性もあるので、訪問直前にチェックする必要があります。サントシャペルへの入場口のすぐ横に最高裁判所への入り口もあり、入場の列がわかりづらくなっています。確認してから並ぶこと。ここはミュージアムパスがあっても優先入場はできないので、列で待つ必要があります。
Sainte-Chapelle - Centre des monuments nationaux
13:00頃 サンジェルマン・デ・プレ界隈でランチ
※7月下旬から8月にかけては、レストランやスイーツショップも夏休みで閉まっている可能性が大きいです。私の場合は目当てのジェラールミュロが夏休みで3週間ぐらい休みでした。。
14:00頃 映画「ダヴィンチコード」で有名な教会、サンシュルピス教会を見学。
その後パンテオンを見学(ミュージアムパス使用可)
Panthéon - Centre des monuments nationaux
15:30 地下鉄でCardinal Lemoine駅からLa Tour-Maubourg駅へ。
フランスのボルドーで有名な焼き菓子“カヌレ”を買いに「Lemoine」へ行ってみましょう。(店内には日本語の説明書きもあり、安心して購入できます。17:00閉店なので注意が必要です。)
カヌレを買ったら、歩いて10分ほどのエッフェル塔へ。
16:30 エッフェル塔へ入場。
※夏休み期間中はエッフェル塔に登る行列が長く2時間以上待つこともザラ。ここは時間をお金で買うという意味で入場ツアーを申し込み、団体入場口から待たずに登る方がよいと思います。
現地で並んでチケットを買えば15.5ユーロ。ツアーの料金は36ユーロ。(2015年9月現在)
待ち時間約2時間とその間の体力を20ユーロで買う計算ですね。
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18:30頃 エッフェル塔から下り、シャン・ド・マルス公園で、カヌレを食べてのんびりしてみては。そしてセーヌ川を渡って、トロカデロ庭園へ。シャイヨー宮のテラスからエッフェル塔を眺めてみましょう。絶好の記念撮影ポイントです。
20:00 トロカデロ広場付近で夕食。
22:00頃 夕食後、トロカデロ公園へ戻り、ライトアップされたエッフェル塔を鑑賞。
23:00 ホテルへ。
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4日目(火)ヴェルサイユ宮殿~マルモッタン美術館
9:00 ヴェルサイユ宮殿開館時間に合わせて入場。(ミュージアムパス使用可)
※パリ市内からは地下鉄、RERを利用して約40分。zone4のチケットを買わなければなりません。切符売り場で係員に“ヴェルサイユ”と言えば分かってくれます。帰りも乗るので、1日券Mobilisを買っておくと安心でしょう。以前ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ(Versailles-Rive-Gauche)と呼んでいた駅は、現在ヴェルサイユ・シャトー駅(Versailles-Château)になったようです。
ヴェルサイユ宮殿は、昼頃に着くと炎天下で3時間近く待たなければならないので、朝一に入場することが大切です。ミュージアムパスがあれば、入場券売り場で並ばず、直接館内入り口へ行けます。看板をよく見て“BILLETS”ではなく“ENTRÉE”と書いてあるガラスのドアの前で待つこと。
下記サイト参照:A印が入場口
Access - Palace of Versailles
入場してすぐ鏡の間を目指せば、朝一の人のいない鏡の間を独り占めできます。
通常はこんな感じ。
庭園やマリーアントワネットの離宮など他の場所はあとでゆっくりと見学しましょう。
見学後ヴェルサイユ宮殿でお土産購入。(VISAの10%オフ優待割引が利用できます。)
12:00頃 ヴェルサイユ宮殿を出てサトリー通り沿いにビストロが点在しているので、この辺で昼食。
15:00頃 まだ時間があるので、マルモッタン美術館を見学してみては?RERでパリ市内「Paris Boulainvilliers」駅へ。Jardins du Ranelagh公園を抜けたところにマルモッタン美術館はあります。ミュージアムパスは使用できませんが、“印象派”という名前の元となったモネの「印象、日の出」は必見です。
Musée Marmottan Monet - Paris - France
18:00 地下鉄で「chaussee d'antin la fayette」へ。
ギャラリーラファイエットなど、オペラ座界隈でショッピング。または、せっかく1日券Mobilisを買ったので、地下鉄を使っていろいろ動き回ってみましょう。
20:00頃 パッサージュデパノラマのビストロで夕食。(人気店は要予約)
22:00頃 ホテルへ戻る
5日目(水)オルセー~オランジュリー~ポンピドゥー
9:00 オルセー美術館開館時間に合わせて入場。
ミュージアムパスを持っている人はCの入り口へ。(写真右下に見えます)
カメラは使用禁止。館内は夏場でも結構冷えるので、上着を持っているとよいです。
Musée d'Orsay: Home
11:30 館内の「レストラン・ミュゼ・ドルセー」へ。ランチ営業は11:45からですが、人気で行列になるので、11:30前には並んでおくとよいです。豪華な内装に囲まれて昼食をいただきましょう。
昼食後、再度オルセー鑑賞し、最後にお土産購入。(VISAの10%オフ優待割引が利用できます。)
15:00頃 セーヌ川を渡って、モネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館へ。(ミュージアムパス使用可なので専用列へ)
鑑賞後お土産購入。(VISAの10%オフ優待割引が利用できます。)
Musée de l'Orangerie
18:00頃 Concorde駅から地下鉄に乗りHôtel de Villeで下車。そして ポンピドゥー国立近代美術館へ。(ミュージアムパス使用可)
Home – Centre Pompidou
20:00 マレ地区で夕食
22:00頃 ホテルへ戻る
6日目(木)モン・サン・ミッシェル
7:00 モン・サン・ミッシェル1日観光へ。
※現地ツアーに申し込むか、個人でパリからレンヌまでTGVに乗り、レンヌからバスでモン・サン・ミッシェルに向かうという手段もあります。
バスツアーの料金は約16000円(2015年現在)。これに入場料も含まれます。TGVとバスのチケットは、SNCFのサイトで早割りで手配した場合往復で約12000円。この場合は入場料と駅からモン・サン・ミッシェルまでのバス代が追加で必要となります。
ツアーの場合は専用バスに乗ってしまえば、目的地までゆっくり寝て行けます。また途中の街に少し立ち寄るコースもあります。個人旅行の場合、時間は自由ですが、TGVからバスへの乗り換え、また乗り換え時のバス待ちなども予想されます。夏休みシーズンは多くの旅行客が同じルートを利用するのでバスも混雑します。
観光続きで疲れが溜まる頃ですが、ツアーならバスで4時間近くお昼寝もできちゃいます。金額の差をどうとらえるかですね。
モン・サン・ミシェルには有名なオムレツがあります。感動するほど美味しいというわけでもないですが、レストランはいつも混んでいるので、席が空いていれば食べてみてもいいかな、、ぐらいの気持ちで行った方がよいと思います。
バスツアーには、昼食と夕食込みのコースや、ノルマンディーの田舎町散策などが付いたコースもあります。
21:30頃 パリへ戻り、夕食。
23:00頃 ホテルへ戻る
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7日目(金)ジヴェルニー~モンマルトル
8:00 モネが晩年を過ごした街ジヴェルニーへ。
まずはサン・ラザール駅から電車に乗りヴェルノンへ向かいます。ヴェルノン駅からジヴェルニーへはバスで15分ぐらい。駅からすぐのところにバス停があり、電車到着に合わせて客を乗せて出発します。ヴェルノンで電車を降りる人はほとんどがジヴェルニー目当てなので、迷うことはないと思います。
10:00 印象派の画家モネの家と庭園見学。
fondation claude monet accueil - fondation claude monet
12:00頃 近所のカフェで昼食。
昼食後、モネの家から歩いてすぐの場所に印象派美術館もあるので、そちらを見学。モネの家で共通のチケットも売っています。
Giverny Museum of Impressionisms
15:00頃 パリへ戻り、モンマルトルへ。テルトル広場で似顔絵を描いてもらったり、サクレクール聖堂見学など。
La Basilique du Sacré Cœur de Montmartre
地下鉄のAnvers駅からサクレクール聖堂に向かう道沿いには、お土産屋さんが立ち並んでいるので、ここでお土産を購入。
※似顔絵描きは、場所を確保してイーゼルを立てて描いている人のほうが安心です。画板を持って歩きまわって描いている人はレベルが低いという情報もあります。また、アジア人を上手に描けるかはサンプルの絵を見て判断するしかありません。
ちなみに下の写真で描いてくれているのはペトロヴィッチさん。これは私の弟ですが、この似顔絵は結構似ています。このときは1枚70ユーロで高めかなと思いましたが、こちらから声をかけてお願いしたので値切りませんでした。
後日談、、BS朝日で放送された「世界の名画」の特別回「要潤が行くパリ・印象派の旅」の中で、ナレーションの要潤さんがパリを訪れた際も、このペトロヴィッチさんに描いてもらっていました。
18:00頃 一旦ホテルへ戻り休憩
20:00頃 パリ最後の晩餐へ。少し奮発してもいいかも?
23:00頃 ホテルへ戻り、帰国のための荷造り。
8日目(土)帰国へ
最終日。帰国便の時間まで買い物。
13:30頃 ホテルから乗り合いタクシーで空港へ。いろいろなホテルを回って客を拾うので時間はかかりますが、料金は20ユーロほど。
17:30 パリ発
9日目(日)東京着
12:10 東京着
月曜日からの仕事に備えて、早めに休みましょう。
ここに書いたモデルコースは結構タイトです。予定はあくまでも予定。気張らずゆる~く旅を楽しみましょう。