TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

カラバッジオのキリストの捕縛

12月24日(火)に再放送するBBC地球伝説。

テーマは「よみがえった名画の謎 ~天才画家カラヴァッジオが描くキリスト~」

カラヴァッジオの絵はいくつも見たことがありますが、「ホロフェルネスの首を斬るユディト」の前では、絵に引き込まれてしばらく動けなくなりました。。人が死ぬ瞬間の表情なんてどうやったら描けるのか?さすがに首を切られる瞬間のモデルはいなかっただろうに。。 と、思っていたところカラヴァッジオは殺人犯として指名手配されるような人物だったそう。そうか、数々の修羅場を潜り抜けると、ああいう鬼気迫る描写もできるのね。

光と影のコントラストが印象的で、彼の絵画を研究してその表現法に追随した人々をカラヴァジェスキというそうですが、そういう人たちの絵を見ると素人の私でも“お~カラヴァッジオぽいなぁ”という感想を言うことができます。

それぐらい個性的な人物で、独特な絵を描くカラヴァッジオの、幻の名作が見つかったそうです。 その名は、 「キリストの捕縛」 いや~これもすごい絵です。 ダイナミックな動きの中の一瞬を捉えた構図。今にも動き出しそうです。 とても部屋には飾れません。怖くて。。

そんな「キリストの捕縛」がアイルランドで見つかって、本物かどうか調査する過程を番組にしています。 誰が、いつ、何のために持って行ったのでしょうかね~。 最近では盗まれた絵画やナチスに押収された絵がゴロゴロ見つかったりして、まだまだ眠ってる名画が世界にはたくさんあるんでしょうね~。 そういえばカラヴァッジオの絵で部屋に飾れそうな絵って、、果物籠ぐらいかな。