お腹の弱い人間がキューバ旅行に持って行くもの|キューバ一人旅その3
旅行中の食あたり、下痢、熱中症対策
どこに行くときも同じですが、旅行中、私の最大の心配事はお腹の調子。食べるのは好きなのですが、すぐにお腹を壊すんです。
キューバの飲食事情も、なかなか厳しい様子なので、お腹を壊さないよう、体調を崩さないよういろいろ調べて、事前に準備できることは、やり過ぎと言われるくらい準備していきます。
あと、熱中症になっても下痢することがあるので、夏のキューバの熱中症対策も大事ですね。
それでは、持って行くもの一覧です。
- ポカリスエット500ml10本(熱中症対策、食あたり・下痢時の水分補給)
- ポカリスエット粉末2箱(食あたり・下痢時の水分補給)
- OS-1ゼリータイプ(熱中症、下痢時の水分補給)
- 塩分タブレット(熱中症対策、塩分補給)
- フリーズドライフード(食あたりで胃腸が弱った時の食事)
- 新ビオフェルミンS(胃腸の働きを整えるための常備薬)
- トメダイン錠剤・フィルム、新タントーゼA(緊急時の下痢止め、フィルムタイプは財布の中に常備)
- キャベジン(胃が弱ったときに服用)
- ウェットティッシュ(衛生対策)
- トイレットペーパー(トイレに備わっていないことが多いため)
- 赤ちゃん用おしりふき(下痢が続くときのおしりのため)
- 便座シート(便座がない便器に使えるかも⁉)
ビビり過ぎなのは分かっています(笑)。これらの出番が無くて無駄になれば、それが一番なんですけどね。
この他にもお腹には関係ないバファリン、バンドエイド、オロナイン、ムヒなども持って行きます。もう、歩くドラッグストアかと。。
次に日焼け、熱中症、虫対策
- ノースフェイス ブリマーハット(UPF15-30対応、UVケア機能を備えたサンシールドハット 日焼け、熱中症予防)
- モンベル クールパーカ(通気性とUVカット効果を両立した、日除けに最適なパーカ 日焼け、熱中症予防)
- UVカットクールタオル(熱中症対策)
- サンメディックUV 日焼け止め(日焼け予防)
- 湿布(街歩き後の疲労対策)
- 熱さまシート(熱中症対策)
- サラテクトEXWプレミアム(虫よけ 蚊・ジカ熱対策)
- おすだけベープ(虫よけ 蚊・ジカ熱対策)
日差しをガンガン浴びる年齢ではなくなりました。より涼しく、より快適に。この他にもサングラスはもちろん、雨傘を日傘代わりに使おうかなとも、、。
今回はエアカナダを利用し、23㎏のスーツケース2個まで預けられるので、ちょっと荷物が多くなっても大丈夫なんです。
キューバの飲食事情について分かったこと
1.水道水は飲めません。
ペットボトル入りのミネラルウォーターを買わなければいけないのですが、しかしそのペットボトルの水も、底に穴を開けて中身を抜き取られ、ただの水道水が充填されているものもあるらしいのです。なんでそんなことするのか。。
現地の人は水道水を煮沸して飲むようですが、硬水を煮沸しても軟水になるわけではありません。沸騰すると純水が蒸発し、残った水はより硬度の高い硬水になるらしいです。
お店のコーヒーや紅茶などは水道水でも沸騰した熱湯で淹れるはずなので、まぁ大丈夫かなぁ。ちょっと心配だけど。
2.キューバで一番有名なミネラルウォーター「CIEGO MONTERO」は硬度376mg/Lで硬水。
日本の水は軟水で、軟水に慣れた日本人が硬水を飲むとお腹を壊しやすくなります。日本のいろはすは27.7mg/L、東京の水道水は60mg/L、ボルビックは60mg/L、エビアン304mg/L、ヴィッテル309mg/L、、とこんな感じです。
エビアンとか飲んで大丈夫なら、CIEGO MONTEROを飲んでも問題無さそうですね。
3.キューバ名物モヒートやキューバリブレ、サトウキビジュースなどに入っている氷でお腹を壊すこともあります。
あ~ビールオンリーにしようかな~。高級ホテルのラウンジみたいな所で飲めば大丈夫なのかな。氷無しのモヒートはぬるくて不味いだろうか。。。
4.生野菜サラダなどは、野菜を洗った水が原因でお腹を壊すこともあります。
目の前で皮をむいて提供されるマンゴーやパイナップルなどのフルーツは比較的安全。またその場で割ってくれるココナッツジュースも大丈夫そうです。野菜を食べるときは、中華街の店で「野菜の炒めもの」かな~。空心菜の炒めなんて無いだろうな~。
5.ビュッフェ料理は、食材の鮮度に問題があるので避けた方が無難。
暑い地域だし、食品の傷みも早いんですかね。ビュッフェの野菜サラダなどは、絶対に避けたほうがいいですね。私はビュッフェのお店に行く予定はありませんが。
こんな感じです。私が神経質なのは重々承知しております。でも私にとっては、お腹を壊さないことが何より重要なのです。
キューバの食事はあまり美味しくないという噂ですが、それでも一つ二つは美味しいものがあるはず。
上記の点に注意して、キューバの食事を楽しんできます。結果は帰国後にご報告!
travelart.hatenablog.com
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「レオナルド×ミケランジェロ展」は混雑覚悟で7月11日以降に行くべき
「レオナルド×ミケランジェロ展」は7月中旬から盛り上がる
東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催中の「レオナルド×ミケランジェロ展」に行ってきました。
「レオナルド×ミケランジェロ展」と言っても、メインとなる展示物は素描だからなのか、まだあまり注目されていないようですね。。会期2日目の日曜日、開館10時前で、入り口には100人程の待ち列で大きな混雑は無し。その後スムーズに流れて入場できました。
入ってすぐの部屋、最初の展示に今回の展覧会のメインビジュアルとなっているミケランジェロとレオナルドの素描を持ってきています。これ、来場者が増えたら入り口付近で大混雑するパターンですねぇ。今日のところはゆっくり見ることができましたが。
その後もテーマに沿って、レオナルドとミケランジェロの素描が展示されていて、二人の描き方を比べながら楽しむことができました。
しかし、今回展示予定となっていたダ・ヴィンチ作ではないかと言われている絵画《美しき姫君》が、突如展示中止となってしまったのはとても残念でした。
この《美しき姫君》については、以前BS朝日の「ダ・ヴィンチの指紋」という番組でも取り上げられて、大きな話題となっていましたね。あぁ見たかったな~。
と、残念に思っていたところ、さすがこの三菱一号館美術館、転んでもただでは起きません。代わりに凄いものを持ってきます。
7月11日から展示予定の作品、それは、、、
ミケランジェロによる彫刻《十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)》
ミケランジェロの「十字架を持つキリスト」とは
180㎝ほどの大型大理石彫刻で、1997年にミケランジェロ作と認められるまで、誰からも注目されず忘れ去られていました。ミケランジェロ自身も制作途中に、キリストの顔の部分に亀裂を見つけ、未完のまま制作を止めてしまいました。なので、最終仕上げは17世紀の無名の彫刻家によるものらしいのです。
《十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)》美術展絵葉書より
そんな経緯もあり、誰もこの彫刻がミケランジェロによるものとは思っていませんでした。イタリアに侵攻したナポレオン軍も第二次大戦中のドイツ軍も、この彫刻には手をつけず、素通りしてしまったそうです。
おかげで、この彫刻は今まで無事に保存されてきたということなんですね。
途中で制作を放棄したミケランジェロは、再度同じテーマの彫刻を作り、その完成品は現在イタリア・ローマのサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会に置かれています。
今回展示される予定の《十字架を持つキリスト(ジュスティニアーニのキリスト)》は、現在イギリス・ロンドンのナショナルギャラリーで開催中の「ミケランジェロとセバスティアーノ展」で6月25日まで展示中です。
Closing on 25 June, #MichelangeloSebastiano explores the extraordinary relationship between two Italian masters: https://t.co/LZvSGV7tgv pic.twitter.com/wjgSVGI1m8
— National Gallery (@NationalGallery) 2017年6月17日
この展示が終わってすぐに東京にやって来るということなんですね。ミケランジェロによるこれほどの大型作品の展示は日本初とのこと。
これはなんとしても見に行かなくては!7月11日より前に「レオナルド×ミケランジェロ展」に訪れた人には、後日《十字架を持つキリスト》だけを特別に鑑賞できる特別入場券がもらえます。
7月11日以降は、この彫刻目当てで訪れる人も多くなり、混雑してくるのではないかと思いますが、これを見ないわけにはいきませんね~。
グッズはオシャレ系で
気になるミュージアムショップのグッズは、クリアファイルや絵葉書、マグネットなど基本的なものはいつも通りで、他には素描のマグカップ、Tシャツ、手ぬぐいなどの他、イタリア・フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の石鹸(約2,500円)、ローズウォーター、ハーブウォーター(約3,000円)、フレグランスに、Marvisの歯磨き粉なんかもありましたね。
十字架を持つキリストは迫力満点
7月11日より展示されている、ミケランジェロの「十字架を持つキリスト」を見てきました。
システィーナ礼拝堂の壁画「最後の審判」に描かれているキリストのように逞しく、腕や足の動きはダヴィデ像にも似ているように感じました。
なんとこの彫刻展示は写真撮影が可能。
私が訪れたのは金曜日の夜7時ごろ。鑑賞者は3~4人しかいなく、暗めの部屋の中心でスポットライトを浴びたキリスト像を、静かに、じっくりと眺めることができました。
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キューバ旅行の前に知っておきたいこと|キューバ一人旅その2
キューバはアメ車とゲバラだけじゃない
フィデル・カストロとチェ・ゲバラが革命を起こして、アメリカと仲が悪くて、社会主義で、野球が強くて、クラシックなアメ車がたくさん走ってて、モヒートが美味しくて、ノリノリな音楽がかかってる国。
私の持つキューバという国のイメージはこんな感じでした。 ですが今回、せっかく20時間近くも飛行機に乗って旅行に行くので、なんとなくなイメージで行くのはもったいないと思い、いろいろ本を読んだりしてキューバという国について調べてみました。
そんなこと知ってるよ!と言われるかもしれませんが、私が初めて知ったことをまとめたいと思います。もし、私の理解が違っていたら教えてください。。
1.キューバにはカストロよりも偉大な人物がいた。
キューバ独立の父、ホセ・マルティ。 スペインの支配から独立するために活動し、平等で自由な社会を提唱しました。カストロも「自分はマルティの弟子である。」と言って敬愛する人物です。
「キューバはマルティの国である。」と言う人もいるほど。首都ハバナの空港の名前にもなっています。
2.チェ・ゲバラの有名な肖像は誰でも使える。
チェ・ゲバラと聞いて思い浮かべるこの顔。
この肖像は「英雄的ゲリラ」という写真作品が元になっていて、撮影した写真家アルベルト・コルダは「ゲバラの思い出を広め、世界の平和のために写真が利用される限りは著作権を主張しない」と言っていたそうです。
またその写真をデザイン化したデザイナー、ジム・フィッツパトリックも同様に著作権を放棄したため、Tシャツやポスターなど様々なところで使用されているということなんですね。
おかげで地球の反対側に住む私でも、“チェ・ゲバラ”と聞けばすぐにあの顔を思い出せるわけです。
3.カミーロ・シエンフエゴスという人物もカッコいい。
キューバ・ハバナの革命広場のビルにチェ・ゲバラとともに肖像を掲げられている人物です。カストロ、ゲバラとともに革命に参加しました。
写真の肖像の右下に書かれている“Vas bien, Fidel”とは、フィデル・カストロが演説中に「カミーロ、私はうまくできているか?("¿Voy bien, Camilo?")」と確認した言葉に答えたもの。「いい調子だよ、フィデル」という意味でしょう。
カストロがこんなことを聞くぐらい信頼していたのですね。
左がカミーロ・シエンフエゴス、右がフィデル・カストロ。ハットと髭がカッコいいですよね。ゲバラはこのシエンフエゴスを敬愛し、息子にカミーロと名付けました。
4.キューバの先住民はスペイン人に滅ぼされた。
キューバの先住民族、タイノ族とシボネイ族は、侵略してきたスペイン人に滅ぼされました。スペイン人による虐殺と持ち込んだ疫病によるものらしいです。
5.兌換ペソは“だかんぺそ”と読む。
キューバには2種類の通貨があり、外国からの観光客が使うのが兌換ペソで、地元民の使うのがキューバペソ。
6.医療が発達している。
キューバ革命後多くの医師が亡命してしまったため、国内の医療発展のため国が総力を挙げて取り組んだ結果、医療水準が世界で最も高い国の一つとなり、B型肝炎ワクチン、髄膜炎ワクチンなどの開発に成功するほどの科学大国となりました。
医療費は無料。国民の平均寿命は76歳だそうです。物資が不足している割にはすごいですよね。
7.アメリカ大統領もキューバの葉巻が大好きだった。
1961年、アメリカはキューバに対し経済制裁を実施し、それ以来貿易が行われなくなりました。それが現在まで続いているわけですが、その法案に署名する直前、なんと当時のケネディ大統領は自分が大好きなキューバの高級葉巻を買いだめしておいたというのです。
そんなにいいならちょっと吸ってみようかなぁ。
8.キューバの革命家もアメ車が大好きだった。
フィデル・カストロの愛車はオールズモビル(Oldsmobile 98)。そしてカミーロ・シエンフエゴスも同じ車に乗っていました。
(同型車)
チェ・ゲバラの愛車はシボレーインパラ(Chevrolet Impala)。
(同型車)
9.キューバの学生服は色で分けられている。
小学生は赤、中学生は黄、高校生は青。
10.ゲバラと共に戦った日系人がいた。
日系ボリビア人のフレディ前村という人物。ゲバラからファーストネームである<エルネスト>を戦士名として授けられ、ボリビアの軍事政権と戦いました。
2017年10月、このフレディ前村を題材とした映画が公開されます。オダギリジョー主演の「エルネスト」。これは見に行かなければ!
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