TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

海外旅行で余った小銭を羽田空港で電子マネーに交換!「ポケットチェンジ」

外国のコインを無駄にしない方法!

海外旅行から帰ってくると、どうしても残ってしまう外国の硬貨(コイン)。硬貨の日本円への再両替はできないので、寄付するか、次回その国に行くまで保管しておくことになるのですが、大概次の旅行時には忘れて持って行かないんです。そんなことでどんどん増える外国のコイン。

しかし今年、そんな悩みを解消してくれる両替機が羽田空港に現れたというのです。その名もPocket Change(ポケットチェンジ)。これは試してみたいと思い、これまで30年近くも眠っていた外国のコインを引っ張り出してみました。

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この他にもまだまだあるのですが、交換できる通貨は限られていて、USドル、ユーロ、中国元、韓国ウォン、日本円の5種類。まぁこれだけでも十分でしょう。これらを楽天Edy、itunesギフトコード、amazonギフト券、LINEギフトコートなどに交換できます。もちろんいくらかの手数料分はかかるんでしょうが。

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机の引き出しの中でただ腐りかけてたコインが、コーヒー1杯に変わるだけでもいいじゃないですか!ということで、私は楽天Edyへの交換を選択。

紙幣も両替できますが、この機械のウリはコインの両替。ということで、このコインたちを投入。通貨ごとに分ける必要はありません。まとめてブン投げてもしっかりと判別してくれます。このへんは自販機王国日本の技術ですかね。

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コインは1回につき20枚までの投入なので、大量にある場合は何度かに分ける必要があります。コインを追加をタッチして2回、3回、4回と、、、。

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ジャラジャラ、ジャラジャラと。

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全部投入後、取り扱っていない不明なコインが4枚あると表示され、返却か寄付かを選べました。戻ってきても使い道が無いので、私はそのまま寄付することにしました。なので、どこのコインが混ざっていたのかは分からないのですが、不明なコインはそのまま寄付に回せるということです。

そしてこれが投入したコインの内訳。

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3.11USドル、1.40ユーロ、48.50中国元、1310韓国ウォンでした。日本円に換算して1216円。USドルの1セント、1中国元の10分の1の角まで受け付けてくれました!!これは本当にありがたい。なかなかこの角は使えずに溜まることが多いので。

これを楽天Edyのポイントに交換です。お財布ケータイのスマホをかざせばチャージ完了。簡単です。眠っていたコインたちが、コーヒー一杯分どころかコーヒーとケーキセット分になりました。

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amazonギフト券などに交換する場合は、レシートにギフトコードが印字されて出てくるので、amazonのサイトにログインしてギフトコードを登録すれば、ポイントとして加算される仕組みです。

レシートには不明コイン4枚は寄付と記されていました。

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利用者としてはメリットしか感じられないポケットチェンジ

これなんでもっと爆発的に話題とならないのでしょう?何かデメリットがあるんですかね?機械の動作が不安定なんてことも全く無かったし。今回の交換作業に要した時間は5分ほどです。動作はサクサクで本当に簡単でした。

投入された硬貨の処理法がまだ確立されていないのでしょうか?いやそんなことはないよなぁ。この機械のおかげで寄付が減ってしまうというユニセフによる懸念ですかね?

羽田空港の設置場所は国際線到着ロビーのここ。こんなポツンと1台だけだと通り過ぎちゃいますよね。もっと目立たせて、流行らせるべきです!

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交換レートが悪いと言う人がいるようですが、そんなことはありません。同じフロアにあったみずほ銀行の両替窓口に表示されていたレートも見てみました。

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これを元に私の投入金額を計算してみると、、

3.11USドル=338.0259円、1.40ユーロ=162.246円、48.50中国元=698.885円、1310韓国ウォン=119.63円で、合計で約1319円。

これが1216楽天Edyポイントでしたから、たった100円ぐらいの違いです。しかも銀行では受け付けてくれないコインの両替です。

www.pocket-change.jp

成田空港にも同じようなTravelers BOXという両替機が設置されていますが、こちらは海外のメーカーが開発した機械とのことで、まだ日本での利用には不便なところがあるようです。ポイント交換先も日本ではあまりメジャーでないものだったりと。

ということで、このPocket Change(ポケットチェンジ)には今後大いに期待したいですね。

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鹿島神宮、息栖神社、香取神宮の東国三社参りをしてきました。

春日大社展で知った鹿島神宮の凄さ

今年、東京国立博物館で開催された春日大社展の展示の中で、鹿島立神影図という絵がありました。これは「春日大社の神様は常陸国(茨城県)の鹿島神宮から鹿に乗ってやってきた」という場面を描いているものでした。

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(鹿島立神影図 春日大社展チラシより)

春日大社の方は世界遺産になっていたり、式年造替で話題になったりしましたが、実は茨城の鹿島神宮も凄いんだなぁと今さらながら知りました。東京から日帰りで行ける距離にこんな素晴らしい場所があったなんて。

さらに鹿島神宮の近くには、鹿島と一対の存在ともいえる香取神宮もあります。そしてこの二社に縁のある息栖神社を加えて、東国三社参りという慣習があることも知り、早速行ってきました。都内からはバスツアーも出ているようですが、私は愛車で。

最初は茨城県鹿嶋市の鹿島神宮へ

神社から少し離れた場所に「一之鳥居」と呼ばれる鳥居があります。西と東で2ケ所。まずは、北浦という湖の湖畔にある西の鳥居を参拝。

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次に太平洋に面した明石海岸にある東の鳥居。この辺一帯はサーフポイントになっています。昔は鳥居をくぐって海に出られたようですが、東日本大震災の後、高い堤防が築かれました。

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そして、鹿島神宮の大鳥居前の駐車場に到着。日曜日の11時半頃でしたが、駐車場の待ちは10分ぐらいでした。私はここで車のお祓いをしてもらうため、この第一駐車場の奥のお祓い専用の駐車場にとめました。

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12時ごろの境内は多くの参拝客で賑わっていました。まずは私も拝殿をお参り。木々に囲まれ華美な装飾は無く、とても厳かな佇まいでした。

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祈祷殿で交通安全のご祈祷をお願いしました。御祈祷は30分毎に行っているそうなので、私は12時半の回で。平成26年に竣工した新しい祈祷殿の中の神殿で、神職による祝詞奏上の後、交通安全のお札をいただき、自分の車の前でもお祓いをしていただきました。

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その後、境内にある神使の鹿が飼育されている鹿園を見学したり、奥宮、要石などを参拝すると約2時間かかりました。御祈祷をお願いする場合は、時間には余裕をもって行った方がいいです。

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次に茨城県神栖市にある息栖神社

鹿島神宮から車で20分ほどです。駐車場は意外と広く30台ぐらいはとめられそうな気がしました。こちらも一之鳥居はちょっと離れた常陸利根川の水辺に立っています。鳥居の両脇には忍潮井という泉が湧いています。

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ここは住宅地の中にあり、周辺にお店などは無く静かな感じでした。ただし、同じように東国三社参りをしている人が結構いるので、車の出入りは多いです。ちょうどツアーバスが到着して、ツアーのお客さんたちは拝殿の中で神職のお話を聞いていました。

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鹿島神宮、香取神宮と比べ、こちらの神社は小ぢんまりとしているので、参拝にもそれほど時間はかかりません。

最後に千葉県香取市にある香取神宮へ

夕方3時半ごろ少し道が混んでいたので、息栖神社から30分ほどかかりました。午後4時過ぎに到着すると参道下の駐車場は満車でしたが、出入りが結構あるので5分ほど待てば駐車できました。

そして午後4時半ごろ拝殿へ。駐車場の割には人は混雑しておらず、ゆっくりと拝んできました。黒塗の柱と金の装飾が美しかったです。この香取神宮では毎年4月上旬に桜が開花し、参道がライトアップされるなど、お花見の名所としても有名です。

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香取神宮も境内が広く、奥宮や要石などを参拝して所要時間は40分ほど。この後、香取神宮の一之鳥居も参拝。本来であれば、神社よりこの鳥居が先なのでしょうが、時間の都合上逆になってしまいました。この鳥居は利根川の水辺に立っています。

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東国三社の一之鳥居は、現在ではそれぞれ海沿い、湖畔、川沿いなどに立っていますが、昔の地形では全て海沿いだったとのこと。神様は海からやってきたという言い伝えもあるそうです。

これで東国三社参りは終了。ツアーではなかなか行けない鳥居なども参拝したので、結構時間がかかりました。最後の鳥居に着いたのは午後5時半頃。最初の鹿島神宮の一之鳥居参拝から6時間以上かかりました。

今回は参道のお店をゆっくり見て回る時間が無かったので、次回はもう少し時間に余裕をもって行きたいと思います。

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2017年東京でもうひとつのミュシャ展

こちらは商業ポスターメインのミュシャ展

六本木の国立新美術館で開催中のミュシャ展に協賛している伊藤忠商事が、自社のギャラリースペースでもうひとつのミュシャ展を開催します。

「FEEL THE Mucha HEART~民衆のための芸術とチェコへの愛~」
会期:2017年6月2日から7月2日
場所:伊藤忠青山アートスクエア

こちらの展覧会は、ミュシャの商業ポスターや雑誌、レストランのメニュー、お菓子のパッケージなど、これぞミュシャ!といった作品を展示します。

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(展覧会告知チラシより)

ミュシャの作品は何度見ても魅力的なので、この展覧会も楽しみですね。しかも入場無料。太っ腹、伊藤忠商事。

www.itochu.co.jp

まずは国立新美術館でスラブ叙事詩を鑑賞して、次にこちらでミュシャならではのポスター作品を鑑賞すれば完璧ですね。

travelart.hatenablog.com

今年は「チェコ文化年2017」ということで、ミュシャ展以外にもチェコ関係のいろいろな催しが企画されているようです。  

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