TRAVEL AND ART

旅行と美術鑑賞のことばっかり考えてるブログです。

六本木のミュシャ展は混雑していても大丈夫!

週末は朝から混んでいます。

六本木の国立新美術館で2017年3月8日から6月5日まで開催している「ミュシャ展」。会期最初の土曜日に行ってきました。

日本におけるミュシャの人気は相当なもの。今回は平日でもすでに混雑しているようでしたので、私は朝イチの少しでも人の少ない時間を狙って行ってきました。

午前9時15分ごろに乃木坂駅に着くと、美術館の入り口前に列ができていました。この入り口は9時半に開き、美術展の会場には10時から入れます。ここは地下鉄乃木坂駅と直結なので寒くはありません。外の正門前で待つよりはこちらの方がいいかも。

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ほとんどの人は公式サイトやコンビニなどで入場券を事前購入していたようです。チケット売り場は混んでいませんでした。

そして館内の会場入り口前で、正門前で待っていた人たちと合流。10時開場と同時に人は流れるので、待ち時間はそんなにありませんでした。

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(10時前のようす)

そして私が見終わって会場を出た12時半ごろ。入り口前には待ち列も無く、すぐに入れるようでした。今なら昼ごろ行っても大丈夫そうですね。

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(12時半ごろのようす)

今回のミュシャ展では、なんと撮影可能な作品があるのです。三脚や自撮り棒、フラッシュの使用、そして動画の撮影は禁止ですが、パノラマ撮影や360度カメラは使用可とのこと、係員の方に確認してきました。撮影できる作品は、そこだけ部屋が区切られています。

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朝イチでこの撮影エリアに行くと結構空いています。記念写真を撮るにはいいかもしれません。でも1時間も経つとこうなります。

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館内は混雑していますが、スラブ叙事詩の一つ一つがとても大きいので、絵が全然見えないということにはなりません。また近づきすぎると全体像が分かりづらいので、皆さん少し離れて見るんですね。

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このような感じなので、昨年の若冲展とは違い、作品の前で押し競饅頭みたいなことにはならないと思います。

スラブ叙事詩の絵の内容は、聖書やギリシャ神話とは違い、スラブ民族の歴史というちょっと難しいものです。意味不明な絵をただぼ~っと眺めるだけではもったいないので、今回私は音声ガイドを借りてみました。

スラブ叙事詩全20作品について分かりやすく解説されていて、絵を眺めながら理解を深めることができました。各作品の横にも解説文が付いていますが、文字が小さく、これを読みながら大きな絵を見上げるのは大変です。

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音声ガイドをリピートしながら、スラブ叙事詩以外もじっくり鑑賞して所要時間は約2時間でした。

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ミュシャ展を堪能するには双眼鏡持参を強くおススメします!

スラブ叙事詩の絵は、横8メートル高さ6メートルを超えるものもある大作ばかりです。この絵を隅々までしっかり見るためには、遠くまで見える双眼鏡が必要かなと思いました。しかも、暗い美術館内で使えて、できれば焦点距離も近いもの。

そんなことで、私はこのミュシャ展をきっかけに、新しい双眼鏡を買ってしまいました。

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リコーのPAPILIO(パピリオ)です。

これは、対象物が明るく見えて最短合焦距離は50cm。手元の物にも焦点が合います。通常の双眼鏡は焦点距離が2m以上なので、手元には焦点が合いません。スラブ叙事詩のような大きな絵画以外にも、ケースに入った小さな展示物を見ることもできます。PAPILIO(パピリオ)は、まさに美術鑑賞に最適な双眼鏡なんです。

絵の最上部高さ4m以上の部分でも細かい色使いや人の表情、目の力強さまでよ~く見えました。

例えば下の「スラヴ民族の賛歌」を見てみると、、

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このように、高い位置の絵もしっかりと見ることができました。人ごみの中からでもこのパピリオを使えば、手に取るように作品を鑑賞できます。

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単眼鏡と比べると少し重たいですが、そんなこと気にならないぐらい、このパピリオで見える世界は素晴らしかったです。付属のストラップで首から下げてもたいして重さは感じず、鑑賞にも影響はありませんでした。

チェコ国外で、スラブ叙事詩20作品勢ぞろいで展示されるのは世界初。こんなこと、次はいつあるかわかりません。滅多に無いこんな機会を最大限楽しむために、双眼鏡の持参を強く、強くおススメします。

ミュシャ展のグッズはいまいち、でもミュージアムショップは大混雑

今回のミュシャ展は、正直言ってグッズに力が入っていません。絵葉書は欠品が多く、クリアファイルやマグネットもデザインがイマイチでした。アイテム数が少ないのでグッズ売り場も狭く大混雑です。

しかし図録は大型で内容も盛りだくさん。スラブ叙事詩について、オールカラーで日本語でここまで細かく解説された本は少ないでしょう。でもその情報量の分、分厚くて本自体非常に重たく、持って帰るのが大変そうです。

しかし心配ご無用。この図録はamazonや楽天でも購入できるのです。2,400円で送料無料。仮に送料がかかったとしても、ネットを利用した方がいいでしょうね。しばらく在庫切れが続いていましたが、今はもう復活してますね。

美術展の予習をするなら、芸術新潮3月号のミュシャ展特集もいいと思います。これはamazonだとすぐ手に入るようですが、楽天ブックスではもう注文できなくなっています。人気なのか、最初から入荷数が少ないのか、、、。

ちなみに同じ国立新美術館で開催中の草間彌生展の方は、ミュージアムショップのレジ待ちが60分と、目を疑うような状況でした。こちらはグッズが充実しているんでしょうね。

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リコー「THETA(シータ)SC」で旅行の楽しい瞬間を切り取る!

写真の新しい楽しみ方

360度撮影できるリコーTHETA(シータ)という新しいカメラ。その存在は前から知っていましたが、あまり興味を惹かれませんでした。360度撮影できても、できあがる画像は正距方位図法みたいのでしょ、、と。学校の社会の時間に出てきた世界地図の投影法のあれです。

Azimuthal Equidistant N0E0

(正距方位図法)

こういう画像も面白いとは思いますが、やっぱり友達や家族に見せるときは、今まで通り普通に写っている写真の方がいいよなぁと思っていたのです。

しかし最近では、写真をスマホやタブレットで見ることがほとんどなんですよね。以前は写真をプリントしてアルバムに入れて家族に見せていたのですが、今では両親もほとんどスマホで見るようになりました。そうなってくると、写真の楽しみ方も変わってきます。必ずしも、平面画像である必要が無くなってくるのです。

このTHETAで撮れる360度画像は、スマホやPC上で360度グリグリ回して見ることができます。グーグルマップの画像みたいに。

家族が並んで撮る記念写真や、美味しい料理の写真などは平面画像の方がいいと思いますが、家族がテーブルを囲んで団らんする風景や、美味しい料理を仲間と食べている風景などは、360度カメラの方が臨場感のある楽しい写真が撮れます。また、旅先での街並みやどこまでも広がる大自然、はたまた大混雑のイベント会場ですら面白い撮影場所になりそうです。

そう思い始めたらすぐにでも欲しくなって、、買ってしまいました。リコーTHETA SC。2016年の10月に発売になったモデル。元々THETA Sというモデルがありましたが、性能はほとんど同じなのに定価を1万円も下げて出てきたのがこのSC。なんと素晴らしい。リコー様ありがとう!

本体のカラーバリエーションは水色、ピンク、ベージュ、白の4色。私が選んだ色は白です。360度カメラという性質上、撮影している人やカメラ本体も画像に写りこんでしまうので、できるだけ風景に影響の出ない黒が欲しかったのですが、SCモデルには黒の設定が無いので白というわけです。

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でも結局黒いシリコンカバーを買ったので、本体は何色でも良かったですね。

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編集用の専用アプリも整ってきた

THETAで撮影した画像はスマホかPCに取り込みますが、スマホの専用アプリでも様々な編集が可能です。そして画像を公開する場合は、theta360.comというリコーTHETAの専用サイトにアップして、そのリンクをブログなどに張って画像を見てもらうのが一般的。またFacebookに張り付けることも可能です。

Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

この専用アプリは随時アップデ ートされていて、できることがだんだんと増えてきているので、この先も進化が期待できます。

旅行先の全ての瞬間を楽しい写真に

石灰岩の山が迫るタイ・クラビのビーチ、トラムが走り回る香港のビル街、大混雑のルーブル美術館のモナリザの間、フィレンツェのジョットの鐘楼から見る赤茶色の屋根が続く景色、、、

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ヴィクトル・ユゴーが“世界一美しい広場”と賞賛したブリュッセルのグランプラス、仔豚の丸焼きが中心に置かれた中華料理店の円卓、石垣の連なる沖縄の今帰仁城跡、早朝の人のいない清水の舞台などなど、、、

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これまで旅行で訪れた場所を思い返すと、このTHETAで撮影したらどんなに楽しい写真になったか、と思うところがいくつもあります。

これからは旅行先でTHETAを使って、今までとは違った写真をたくさん撮ろうと思います。家の近所を撮影して、数年後に違いを見つけるというのも面白そうですね。いろいろ撮りたい場面がどんどん思いつきます。

このTHETAは、無くても困らないけど、あれば旅行がより楽しくなるカメラですね~。

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茨城空港がアツい!小見玉オールドカーミーティングに行ってきました。

茨城空港が人で一杯だ~!

茨城空港ビル横の空港公園で開催された「小見玉オールドカーミーティング」を見てきました。懐かしの古い車ばかり約90台が展示されるイベントです。ご当地アイドルのライブもやってました。

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会場は茨城空港の敷地の中なので、今日は朝から空港周辺の道路も混雑していました。古い車が集まるので、来場者の乗ってくる車もかなりパンチの効いたのがありましたね。それ車検通らないでしょっていう、、、。

茨城空港は、航空自衛隊百里基地が併設されているので、空港公園にはRF-4EJ戦術偵察機とF-4EJ改 要撃戦闘機の2機が展示されています。そんな自衛隊機と旧車のコラボです。

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展示車は古くても綺麗に維持されていて、とても見ごたえのあるものでした。

GT-Rとか。

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MACH1とか、2CVとか。

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クラウンかっこいい~!

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グロリアもこんなだったんですね!

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ZZZZ!

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やっぱり古い車はカッコいいですね~。でも維持大変だろうなぁ。会場は車好きな男たち、家族連れ、カップルなどたくさんの人で賑わっていました。みんな車が大好きです。

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入場無料でこれだけ楽しめれば十分ですね。

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会場ではフリーマーケットやたくさんのグルメブースも

会場ではフリーマーケットも開かれていました。自動車のおもちゃや工具などジャンク市といった感じでしたが、そんな中で私が興味を持ったのは古雑誌。昔の車雑誌2冊とカタログを買いました。

ドライバーの1964年11月号と12月号、シボレーコルベットC6のカタログです。

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11月号は第11回東京モーターショー特集、12月号は第6回外車ショーの特集。50年以上前の車の価格なども載っていて、なかなか面白いです。

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当時もモーターショーのコンパニオン特集はあったんですね~。

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茨城空港では他にもたくさんのイベントを開催しています。

茨城空港の公園では、このオールドカーミーティング以外にも様々なイベントを開催しています。2016年には、一般所有のポルシェ約100台の展示会、ハロウィンパーティー、熱気球体験などが開催されました。異色なものとしては、夜空コン(そらこん)という、大規模な合コンパーティーもあったそうです。

これは去年の告知です。

www.ibaraki-airport.net

茨城空港は人を集めるために、いろいろアツいことやってますね~。そしてちゃんと人もたくさん集まっています!

でも今日茨城に着いた人は驚いたでしょうね。私もまたここから旅行にも行きたいなぁ。

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